大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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大阪YWCA機関紙(2020年5月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年8回発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
ひと と ひと が手話でつながる場をつくる knot
出会う・つながる・世界が広がる 多様性に富んだ大阪YWCAでの活動紹介
ジェンダー平等が社会を変える
北京女性会議から25年  わたしの思い わたしの一歩
大阪YWCA女性エンパワメント推進チームのこれからに向けての一歩
YWの窓 平和環境部委員会主催
2/15 すべての子どもに多民族多文化共生教育を 〜いま、知っておきたい事・できる事〜
大阪YWCA千里50周年記念式典
第103回大阪YWCA定期会員集会報告

ひと と ひと が手話でつながる場をつくる knot

手話×カサイ=??

手話。手・指を使ったコミュニケーション手段。私が生まれて2年後に“きこえない”と分かってからは発音訓練。当分手話とは無縁でした。ですが、中1の時にひょんな縁で、きこえない子どもたちのフリースクールを見学。…衝撃でした。手の動きで話が通じていて、しかもみんな“笑顔”。その時から手話に興味を持ちはじめ、音声コミュニケーションでは到底味わえなかった“伝わる”心地よさを感じ、すっかり手話のトリコに。

◎Knotができるまで

やがて大学生になり、きこえないこどもの学習塾『アモール学習室』の講師に。その塾事業のひとつのイベントの協賛依頼をしたお店から、手話講座のご依頼があり、それがきっかけで前身となる手話cafeがスタート。きこえる方ときこえない方半々で総勢50人を超える時もあり、様々なきこえる人と手話でやりとりできる事が刺激的で新鮮でさえありました。幼少時にできなかった、“いろんな人と話す”ための場を創りたい??という気持ちが芽生え、かくして、きこえない若手を幹部に迎え、2017年5月13日に手話cafe & BAR運営団体〈Knot〉が誕生しました。

◎Knotの取り組み

HPはもとより、SNS発達のおかげで、今や“手話”があることは認知されて来ていますが、やはり活かす場がないことにはニーズ(需要)は生まれません。なので、「ひと と ひと が手話でつながる場をつくる」をモットーに、現在は当大阪YWCAを含め関西圏内に11拠点あります。また、きこえないメンバー21名ときこえるメンバー2名が在籍しています。

◎Knotがめざす世界像

この活動を続けることで、手話の認知度が高まり、手話を使う人は増えてくることでしょう。手話を使う目的・目標は人それぞれで、新たなつながりによって逆にKnotの“当面”の存在意義が浮き彫りになってくるのでは?と思っています。が、最終目標としてはKnotの存在意義が無いほどの、『みんな手話ができる』世の中と想っています。さらに言えば、どこにも“障害”はなく、きこえない人が生まれつき、きこえる人の倍努力をせずとも、のびのび生きやすい世の中ともいえることでしょう。一方、きこえる方々の中には、「きこえない友人とつながり、世界観が広がった」「音声以外で通じることって楽しい」というコメントも頂いています。手話を学ぶことはきこえる方にとってもプラスになること請け合いです!(笑)なお、現在はYWCAの理念を参考に、万国共通の“国際手話”にもスポットライトを当てています。

◎隠されたもうひとつのKnot

Knotは“結び目”という意味から、【ひと と ひととの“結び目”】をイメージして命名しました。が、もう1つの意味があり、それは海路距離の単位“ノット”。当団体Knotが手話界でのモノサシ(単位)の1つになれば…という願いも込めて。 プロフィール かさい けんいちろう こよなく手話を愛するきこえない現役薬剤師 聴覚障害児専門塾「アモール学習室」室長 手話cafe & BAR運営団体〈Knot〉運営関係者

笠井 賢一郎 (こよなく手話を愛するきこえない現役薬剤師
聴覚障害児専門塾「アモール学習室」室長
手話cafe & BAR運営団体〈Knot〉運営関係者)

出会う・つながる・世界が広がる 多様性に富んだ大阪YWCAでの活動紹介

YWCAは、一人ひとりを大切にする平和な世界の実現をめざして、年齢や性別、個人の持つ背景に関係なく多様な人が集い活動しています。ここでは、多々ある大阪YWCAの活動での活動の中でも、その人がありのまま自分らしく生きることを応援し、共に楽しみ、学ぶ活動を一部ご紹介します。  

◎むらさきつゆくさの会
    “視覚障がい者の生け花講座”で…心ゆたかにボランティアをしませんか。

【活動日】毎月1回、第2または第4火曜日 9:30〜11:30

「むらさきつゆくさの会」は、大阪YWCAの活動の一環として、未生流(みしょうりゅう)中山文(ぶん)甫会(ぽかい)のご支援を受け、1994年6月に誕生した視覚障がい者の為の生け花講座です。花とのふれあい、そして人との交わりを大切にし、昨年25周年を迎えました。当初からご指導頂く中山高甫先生と山野一甫先生を中心として現受講生8名、ボランティア9名で月1回和やかな時間を過ごしています。5年毎に開催する『手でみるいけばな』展では「心の目でみるいけばな」をテーマにして多くの方に、花を生けている姿や、作品を見て活動を知っていただくと同時に皆さんにも花との語らいを体験していただいています。

◎点字子ども図書室
   視覚障害のある子どもたちに読書の機会を広げたい

【活動日】毎週月曜日、木曜日

シャロン千里の1階こども館に約50名のボランティアが集まり、自宅で製作した児童書の点訳原稿の読み合わせを2名一組で行っています。また週2回、ファックスや電話、メールで寄せられるリクエストに応え、全国の利用者から貸出依頼された点字本の発送作業を行っています。 視覚障害のある子どもたちに読書の機会を広げたいと活動を続けて37年になりました。最近では個人の方から資格取得に向けた過去問題集の点訳を依頼されたり、近隣の小学校からの団体貸出依頼があったりします。 全国で唯一の子ども向け点字図書館として、今の規模と活動を維持していきたいとボランティア一同願っています。

◎手話サークルK n o t
   手話を全く知らない初心者から、ベテランまで全ての方にお楽しみいただく
   ためにも「勉強のようなおしゃべり」の場を目指しています。

【活動日】毎月第1、第3金曜日 19:00〜20:30 

手話サークルKnotの魅力はなんといっても、熟練度に応じたクラス分けです。 ・手話の楽しさに触れる「超入門」 ・声ありでゆっくり進める「入門」 ・声無しでゆっくり進める「初級」 ・ネイティブ感覚で会話を楽しむ「中級」 以上のように、それぞれのクラスできこえないスタッフが筆記による通訳も交えて丁寧にサポートいたします。気楽に手話を学びたい方は、是非遊びにいらしてください!

◎グループパレット
   仲間との出会いや、交わりの輪を広げよう

【活動日】毎月1回 日曜日
1981年に、知的ハンディキャップを持つ女性の余暇活動と仲間作りを、との主旨で「生活学校」がスタート。その後1987年には「グループパレット」と改名し、ハンディの有無に関わらず一人ひとりが共に活動する仲間としてグループを運営しています。現在は14名のメンバーがいます。クッキングやゲーム大会、動物園や一泊旅行等々…行ってみたい場所や、やってみたいことについて意見を出し合い、活動内容もみんなで決めるので安心です。様々な活動を通していろんな体験をし、生活の舞台を広げています。

ジェンダー平等が社会を変える 北京女性会議から25年 わたしの思い わたしの一歩 大阪YWCA女性エンパワメント推進チームのこれからに向けての一歩

2020/2/16 @大阪YWCA本館 

 第4回世界女性会議(以下、北京会議)が北京で開かれて今年で25年が経ちます。北京会議ではジェンダー平等を達成するために世界各国が取り組むべきことを定めた行動綱領が採択され、世界の指針とされてきました。大阪YWCAからも多数の会員が北京会議のNGOフォーラムに参加し、その後の大阪YWCAの事業・活動につながりました。2019年3月末に活動を終結した大阪YWCAステップハウスもその一つです。 そして、2019年度新たに女性エンパワメント推進チームが組織されました。このシンポジウムは、北京会議からの歴史と国際的な動き、若者の参画、草の根運動それぞれに関わりのあるゲストを招き、これまでの女性運動のあゆみをふりかえり、この先社会を変えるために私たちひとりひとり、そして女性エンパワメント推進チームが何をすべきかを考える機会にしたいと考え開催しました。
 基調講演には、アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長、SDGs市民社会ネットワーク共同代表理事の三輪敦子さん、日本YWCA幹事、北京+25ユース・タスクフォースの山口慧子さん、パネルディスカッションには、性暴力に反対するフラワーデモの大阪主催者の山口敦子さん、大阪YWCA会員で関西学院YWCAの小郷あかりさん、そして北京会議のNGOフォーラムに参加された大阪YWCA会員の辻加代さんに登壇いただきました。
 基調講演は、三輪さんの「皆さん、怒りましょう!」という力強い言葉で始まりました。世界中どこも女性たちは優しくあれと期待されるために、不当に対して怒ることが難しい。けれど社会を変えるために怒りが必要です、と。
 パネルディスカッションでの「今の活動につながる原体験は?」の質問に、フラワーデモの山口さんは、高校時代にある教員が女子生徒を侮辱する発言をし、そのことに怒りその教員の授業を同級生たちとボイコットした。しかし次第に人が減り最後は山口さん一人に。そんな中、若い女性の担任教員は山口さんの話に耳を傾け共に怒り、問題の教員に抗議し、最後にはその教員が女子生徒に謝罪するに至った、というエピソードを語られました。おかしいことには怒る、うやむやにしないという姿勢の大切さを改めて心に刻みました。
 仲間と社会と世界と連帯し、声をあげれば社会を変えられる。女性エンパワメント推進チームも一歩一歩あゆみを進めていきます。
(文責 女性エンパワメント推進チーム)

YWの窓 平和環境部委員会主催 2/15 すべての子どもに多民族多文化共生教育を 〜いま、知っておきたい事・できる事〜

 昨今の政府間での韓国との関係悪化により、互いに理解しあい友好な関係が築けないのか、我々市民レベルでできることはないかと学習会の話し合いを持った。そして今回、民族教育にも携わっている梁(ヤン)千賀子(チョナジャ)さんを講師に迎え、学習会を行った。悪化の発端となっている徴用工問題について丁寧に解説してくださり、国と個人の問題について区別して考えるべきだとわかった。日韓関係については、どの時代も市民の生活に深く影響し、いつもしんどい思いをするのは弱者なのだと感じた。
 私の勤める小学校には、当たり前のように民族学級があり、韓国朝鮮にルーツがある児童が文化や歴史を学んでいる。時には、ゲームをする楽しい声や民族楽器の素敵な音色が聴こえてくる。彼らは、自分たちの居場所があり、自分の思いを表現できる場所がある。また、クラスの友達が、がんばる仲間を応援できる学校である。現在では、フィリピン、ベトナムなど多くの国にルーツがある児童が通っている。それぞれの文化や歴史のちがいを認め、一人ひとりの個性を大事にした教育を進めている。
 一市民としてできることは、溢れた情報の中から正しい情報を判断すること、自分の考えを持ち、周りに発信することだと、梁さんの話を聞いて改めて痛感した。

(会員 大畑 知子)

大阪YWCA千里50周年記念式典

 大阪YWCA千里での活動50周年を記念した祝会が2月24日、シャロン千里で行われ、会員や職員、これまでに千里の活動を支えてこられた方々が集まった。コロナ禍が日本全国を覆う直前のことで、4日後の28日には安倍首相が全国に休校要請をしたことを考えれば、この祝会は、1週間遅ければ開催は不可能であっただろう。
 第1部で北千里教会の宮岡真紀子牧師による「孤立を生み出さない社会に向かって」という主題でお話しを頂いたが、今まさにそれぞれが家庭にこもり孤独な戦いを強いられている。しかしこれは永久に続くことではない。再びYWCAで集える日が一日でも早く来ることを祈りたい。

(文責 編集部)

第103回大阪YWCA定期会員集会報告

標語「神は、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました」
 (コリント信徒への手紙二 5章18節)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月7日(土)に予定していた定期会員集会は書面評決という形になった。書面評決の結果、2020年度の事業計画、予算、運営委員・指名委員は176名の内、131名の賛成により可決された。
 日本YWCA藤谷佐斗子会長からは、「私たちの未来につながる、世界YWCA2035ビジョン」と題したメッセージが届いた。「YWCAの強みは多世代協働と国際NGOの組織の一員であるということを自覚し、どのように社会が変化しても、キリスト教基盤であるというぶれない芯棒を軸に、しっかりと生き残っていける組織を共に作ってまいりましょう」と呼びかけられた。
 今回の新型コロナウイルスの世界的な流行は、今この時に求められる働きは何か、本当に必要なことは何かを考える大きなきっかけとなった。「生き残っていける組織」を目指して、YWCAもこれまでの英知を集結させ、新たな組織の形を見出す一年としたい。

(文責 編集部)

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