大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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大阪YWCA機関紙(2018年7月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年8回発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
超高齢社会を迎えた今、ライフコースを逆算してみませんか
大阪YWCA100周年記念シスターフッド プログラム 各国YWCAからの参加者紹介
YWの窓 4/14「核兵器禁止条約って?」に参加して
YWCAフェスタ in 京都〜みんなでつくりだすYWCAの未来〜 2018/5/19〜20

超高齢社会を迎えた今、ライフコースを逆算してみませんか

  男女共同参画社会基本法が施行されて19年が過ぎました。法の整備や女性の社会進出も進みましたが、ジェンダーに関わる課題は未だ多く存在しています。その中でも、いま私たちが考えなければならないことの一つに、「超高齢社会と女性」という課題があります。

  厚生労働省が昨年7月末に発表した平均寿命は、女性は87.14歳、男性80.98歳と、いずれも過去最高を更新しています。また高齢者数は、女性は1988万人、男性は1525万人と、女性が男性よりも463万人多くなっています。これらの指標は、高齢化問題とは「女性を中心とした生活、生存に関わる問題」でもあることを示しています。

  高年層では、自己の課題として、誰もが多かれ少なかれ、生活、経済、健康などの問題が立ち上がり、そのための対応に迫られます。更に男性よりも長命である女性は、単身での生活の維持といった悩みが加わる場合もあります。

  中年層においても、親などが高齢化することにより、そのサポートや介護に携わる機会など、課題の生じやすい時期でもあります。なかには精神や身体面の疲労から健康を害する人、勤め先を辞めるといったケースも年々増加しています。この介護による離職者の約8割が、女性であるという報告もなされています。

 こうした課題への対応力を各々が高めていく一つの方法として、人生の後半期から順に考えていく、「ライフコース逆算型」の思考法があります。これは満たされた人生の終盤を過ごすためには、その前段階において、どういった準備が必要であるのか、そしてその準備のためには、中盤においてどういう働きが必要であるのか、また中盤の働きを支えるための方法、予測される危機的な出来事への対応のためには、その前にどのような選択や学習が必要であるのかを考えていく、先を想定し準備をしていく思考法になります。ここから事前に予測や計画が可能になり、危機に対する準備や心構えができること、また危機に直面した場合においても、対応が円滑に進みやすく、悩みや苦しみから早期に回復する可能性が高まります。

 今後、高齢者人口がますます増加していくなか、女性のライフステージ後半期においても、自分自身の生き方を保ち、選択できる環境づくり、互いに支えあえる社会関係などを、新たに創出することが求められていると思うのです。

関根 聴 (せきね あきら)(大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教授)

大阪YWCA100周年記念シスターフッド プログラム 各国YWCAからの参加者紹介

 明治の実業家・広岡浅子は、「女性を真に解放するのはキリスト教精神だ」 と思い定め、大阪YWCAの設立に奔走しました。事実上の設立総会となった天王寺での会合に若い女性が1000人以上集まったという史実に、当時の女性たちの痛いほど切実な期待を感じます。女性の社会参加が広がった100年後の今、大阪YWCAに1000人集めるパワーはないけれど、若い女性のエンパワメントのために働くYWCAの使命は変わりません。
 7月19日、アジア太平洋の若い女性に日本語学習と国際交流による研修機会を提供する “シスターフッドプログラム” の参加者が来日します。ホームステイ家庭にお世話になりながら、大阪YWCA専門学校の日本語夏期集中コースで3週間学び、大阪の若い女性と交流を重ね、8月10日〜12日の100周年記念“若い女性の国際フォーラム”に臨みます。8月5日のピースフェスティバルにも参加します。ひとりでも多くの皆さんとの出会いが、彼女たちの、そして出会う一人ひとりの力になることを願います。


各国YWCAからの参加者紹介

オーストラリア
コートニー・ロシェル・ワトソン(25)
ニューサウスウェールズYWCA、大学生
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大学では社会福祉の勉強をしており、YWCAではDV被害を受けた女性の支援活動に携わっています。アニメのキャラクターのコスチュームを着ることが趣味です。日本で様々なことを学び、素晴らしい時間を共有できることを楽しみにしてます。

韓国
ヤン・ドン・オン(22)
ソウルYWCA、大学生
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大学では、バイオリンを専攻しています。バイオリンを演奏すること、ダンスを踊ることが好きです。
関心のあることは、「女性の権利」についてです。最近では、韓国でも「Me too」(セクシャルハラスメントの被害告発運動)が広がっています。
今回、参加者との意見交換、日本の文化体感、日本語の勉強ができることをとても楽しみにしています。

タイ
ジンダーヌ・チョウデイープシット(21)
タイYWCA、大学生
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歌をうたうこと、ダンスを踊ること、旅行することが好きです。
アニメや映画の声の吹き替えをしていて、もし皆さんがタイ語のアニメを観る機会があれば、もしかしたら私の声かもしれません!大阪の様々な場所を訪れ、文化や伝統に触れ、充実した時間を過ごしたいです。

ネパール
アヌ・グルン(24)
ネパールYWCA、大学生
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YWCAの活動は、強く自立した人になるため若い女性をエンパワーしてくれます。
YWCAでの経験を通して、私は平等なものの見方を得ることが出来ました。これからも平等な世界を探すことが私の優先課題です。今回の来日がはじめての海外です!参加者と交流し、彼女たちの話から多くを学びたいです。

台湾
ジャンティン・シュエン(20)
台北YWCA、大学生
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スポーツで体を動かすことが好きで、特に水泳とバレーボールが得意。YWCAでは、キャンプのインストラクターをしています。
関心があるのは、環境問題です。これは、私たちにとても身近な問題で、日々の暮らしに関わる問題だと思います。今回のプログラムでは、それぞれの国や地域のYWCAの役割や特徴を学び、台湾に帰ってその経験を生かしたいと思っています。

フィリピン
リザ・アンダシリオ・バンデハス・ザンブザンブラーノ(26)
フィリピンYWCAインターン
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お菓子作り、ダンス、テニスが趣味です。
関心があることは、貧困問題です。フィリピンでは人口の4分の1以上が貧困ライン以下で暮らしていると言われています。
このプログラムに関わる皆さんと、長く続く友情関係を築きたいと思っています。

ミャンマー
テッ・ダー・ヤダナー・サン(22)
ヤンゴンYWCAスタッフ
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YWCAの運動は、様々な状況におかれた女性たちの地位を向上するものだと強く信じています。私は今YWCAで、就労の機会がない女性たちのための手工芸品製作のトレーニングに携わっています。
日本は世界でも長寿国として有名です。日本の福祉環境や医療制度も学びたいと思います。

スリランカ
ローズオブヴァリー・ラフナム(20)
バンダーラウェラYWCA所属、大学生
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歌をうたうことが好きです。自分で作詞もします!
今、関心のあることは女性のリーダーシップです。女性が平等に優先され、社会のリーダーになるべきと考えています。
今回は、参加者それぞれが持つ伝統、習慣、価値観を学び、今後も協力していけるような人間関係を築きたいと思っています。

(文責 編集部)

YWの窓 4/14「核兵器禁止条約って?」に参加して

  2017年7月7日の国連会議に於いて、核兵器禁止条約が採択されました。議長国は平和憲法を有する日本ではなく、名実共に常備軍を持たない小さな国コスタリカが担いました。しかも日本は冒頭の各国政府の演説で、安倍政府は「署名しない」と宣言し、採択に参加せず退席してしまいました。空席となった席にはICANの仕業とされるメッセージ付きの折鶴が置かれました。
 採択後のスピーチのトリが節子サーロさんであったり、軍縮担当上級代表に中満泉さんを指名したことは、国連の粋な計らいに他ならず、今回は女性の果たした役割は大きかったとの話がありました。
 核兵器禁止条約の発効には署名国のうち、五十カ国の批准が必要となり、唯一の被爆国の日本国の署名と批准がいかに重要な意義があるかと言うことです。
 「いかなる状況下に於いても核兵器が二度と使用されないことを保証するための唯一の方法は、すべての国が核兵器使用を防止する責任を共有すること」条約の一文が目に止まりました。
 此度冨田宏治先生(関西学院大学法学部教授)の講演を聞き、YWCAが「核」否定の思想に立つという「 」つきの核、兵器だけでなく原発も含めたあらゆる「核」が人類と共存し得ないというその意味を、再確認しました。
(会員 末吉 佳世子)

YWCAフェスタ in 京都〜みんなでつくりだすYWCAの未来〜 2018/5/19〜20

  3年に一度、ユースからシニアまで一堂に集うYWCAフェスタが今年は京都で開催され、全国の仲間と出会い、語り合う機会を持った。
 初日はYWCAの歴史と世界YWCAの「2035年への共通目標」、日本におけるYWCAの状況、日本YWCAの「2035 中長期ビジョン」が紹介された。YWCAのこれまでの歴史を分かち合い、現在の課題とこれからの道のりをみなで考えることができた。 次に「地域YWCAを主体とした活動」第1期の中間報告と第2期のプレゼンテーションが行われた。印象的だったのは平和に関わる活動が「ユースのための憲法カフェ」や「地域のピースマップ作り」など多様な形で実践されていたことだ。夜の大交流会は美味しいご飯と「京の音屋」さんによるライブで大いに盛り上がった。
 2日目の分科会1は@若い女性の主体的な活躍AセーフスペースB持続可能な団体Cゆるぎないミッションで行われた。午後からの分科会2は@私は平和のメッセンジャーA多文化共生社会を目指してB自然エネルギーは無限で安全C私の中のガール&ウーマンを抱きしめてDユースでもシニアでもない私〜ミドル大集合E中高生のパワーは無限大〜中高YWCAの今まで、今、これからF町へ出て「違和感」を共有しよう、の7つで行われ、全体会でそれぞれの話し合いや発見が共有された。
 2日間という短い期間ではあったが、様々な刺激と気付きのあった濃密な時間を京都で過ごすことができ、それぞれの地域での活動のヒントと活力を与えられた。

(編集部)

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