日時:2018年3月3日(土)
会場:大阪YWCA
標語 「互いに励まし合い、思いを一つにし、共に生きる平和な世界を実現しよう」(コリントの信徒への手紙二13章11節)
第101回定期会員集会が、3月3日大阪YWCA本館を会場に開かれた。出席49名、委任状提出127名、計176名(会員数312名の1/2をもって成立)。
先輩たちの思いを引き継ぎ、これからも平和を創り出す活動を!
開会に当たり、藤谷佐斗子日本YWCA会長からのメッセージ―「混迷を深める社会情勢の中でYWCAは、『地域の課題やニーズに柔軟に対応した歴史のある活動展開』、『若い女性のリーダーシップを育成するノウハウ』、『地域から社会へ繋がるネットワーク』、『キリスト教基盤』という4つの強みを活かして、揺るぎないミッションのもとに着実に計画を進めていきます」が読み上げられた。
続く開会礼拝では、日本基督教団都島教会井上隆晶牧師が、「大切なことはぶれないこと、そしてどんな時も神の御心を訪ねること。100周年を迎える今年、大阪YWCA設立のベースに戻り、先輩たちの思いを引き継いでいってほしい」とのメッセージで励まして下さった。
議事に入り、16年度決算報告、17年度事業(ボランティア・社会貢献部門、事業部、帰国者支援事業)報告、17年度会計現況報告を受け、18年度の事業計画案と予算案が賛成多数で承認された。18年度運営委員・指名委員が承認されたが、運営委員は定員に達していないので、今後も運営委員候補者の選定・交渉の継続が報告された。
今年は、創立100周年の記念すべき節目の年である。昨年4月から始まった100周年記念募金状況が報告された。11月3日に予定されている記念式典・祝会を含む100周年記念事業計画が提案され、承認された。 。
YWCAの未来を語ろう−グループディスカッション
例年定期会員集会後のプログラムは、平和をテーマとする講演会を行っていた。今回は「YWCAの未来を語ろう」と題して、議事終了後、見直しを求められているバザーとピースアクション、そして「大阪YWCAのこれから・未来に向けて」の3項目について、年代別に分かれてグループディスカッションを行った。話し合い後、グループごとに発表、それぞれの意見を共有した。
バザーに関しては、働き手が少ないという意見がどのグループからも出た。「労力と収益のアンバランスがバザーの課題である。収益を考えるとバザーに替わるイベントはあるだろうか。収益だけでなく会員相互の交流や親睦も大事にしたい。近隣からのお客さんが増えている。人手不足の解決には、留学生、帰国者にも協力を呼び掛けるなどして、ボランティアとしての連携協力を求めてはどうか。寄贈品の選別作業が少しずつできるので、保管場所さえ確保できれば、寄贈品の受付を通年にして受け入れやすくしたらどうか」
ピースアクションは、「講演会をするだけでなく、以前行っていたスタンプラリー、各部の掲示・展示、各世代のリレートークなど参加型のイベントもしてはどうか。楽しんで参加できるプログラムに。イベントで『食べること』『飲むこと』は必須だ。中心となるテーマを考える。ピース実行委員会を組織して準備してはどうか。おしゃれな打ち出し方、堅苦しくない広報が望まれる」など参加型を望む声が多かった。
「大阪YWCAのこれから・未来に向けて」は、次のような意見であった。「現状では若い人ほど関わるのが難しい。若い人の受け皿が必要だ。そして世代を繋ぐことができればよいが」「大阪YWCAに来た時、常に人がいる居場所があればよい」「キリスト教基盤を大切にしたい」
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これまでのYWCAの活動を振り返る
ランチタイムは、グループのメンバーを変え、色々な年代の人と一緒にテーブルを囲んだ。これまでのYWCAの活動を振り返りながら多くのことを語り合った。昼食後、日ごろ会うことのない会員と話せた、居場所づくりには「食」が大事という意見が聞かれた。
大阪YWCAのこれまでとこれからを語り合い、交流を深め、思いを一つにし、次のステップへと踏み出すことができたと思われる。
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