10月7日(土)〜8日(日) 於:大阪YWCAシャロン千里
熊本YWCA、大阪YWCA主催により、全国ユースギャザリングが開かれた。全国のユース(おおむね18才〜30才の男女)18名が集い、2日間の合宿を通して、学びを深めた。このプログラムは、日本YWCA「地域YWCAを主体とした活動」の補助を受けて実施された企画である。
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北は福島、南は熊本、高校生から社会人までの個性豊かなユースが大阪に集った。
最初のプログラムは、「対等な人間関係を学ぶ」をテーマに、臨床心理士井ノ崎敦子先生の指導の下、ワークショップを行った。「思い合う関係づくり」とはどういった関係かを、ワークを通して参加者一人ひとりが体感することが出来た。後半は、「YWCAで実現したいこと」をテーマにざっくばらんに意見を出し合い、2日目ディスカッションに向けての準備を行った。プログラム終了後も話は尽きず、自分の将来のことや今抱いている疑問などを共有し合う貴重な時間となった。
2日目は、初日に出し合った意見を元に「中高Yとの連携」「スタディーツアーの企画」など計6つのグループにわかれて、YWCAで実現したいことを、具体的に行動に移すためのディスカッションを行った。「予算はどうする?人員は?」と、理想から現実に落とし込むための白熱した議論は約6時間にも及んだ。YWCAの先輩方からも学びつつ、ユースもYWCA全体を巻き込んで盛り上げていこうと決意を改にし、参加者全員が頭をフルに働かせた2日間の合宿は終了した。
今回の合宿を通して、ユースのひらめきや可能性を実感すると同時に、YWCAの根本的な強さは、ユースだけではなくあらゆる世代が協力し、社会をよくする運動体となることだと思った。私もその一員として共に活動していこうと身の引き締まる貴重な機会となった。
(職員 原田 千尋)
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