大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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大阪YWCA機関紙(2017年9月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年8回発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
南スーダン現地報告
大阪YWCA東日本大震災被災者支援 7年目を迎える今
三市(大阪・神戸・京都)Y合同合宿拡大版報告
YWの窓 「今、憲法カフェがオモシロい!」
大阪YWCA千里合唱団35周年記念コンサート

南スーダン現地報告

 5月6日から20日までケニアの首都ナイロビを拠点にして、南スーダンに入国した。首都ジュバは昨年7月の戦闘勃発以来、治安は最悪だった。そんな中で自衛隊はどのような活動をしていたのか、現地の人々とりわけ戦争で難民になった人々はどんな暮らしをしているのか、などについて取材した。

  密林の中を白ナイル川が流れている。やがて緑の大地が住宅地に変わっていく。粗末なテントの群れが見える。難民キャンプのようだ。ケニア・ナイロビ発のオンボロ飛行機はガクガクと機体を揺すりながら首都ジュバの国際空港に着陸した。通訳デニスの四輪駆動車に乗り込み、ジュバの幹線道路を走る。「カメラ、ダウン!」デニスが叫ぶ。街にはSPLA兵士と警察の目が光っていて写真撮影がバレたら牢獄行きだ。なぜか?昨年7月にキール大統領が率いる政府軍とマシャル副大統領の反政府軍の戦闘が勃発し、ジュバの人々が大量虐殺された。南スーダン政府は「そんな虐殺の証拠」を撮影されたくない。見つかれば監獄行きだ。

  ジュバ市内から車で約30分、ロロゴ地区、アチュリー族という少数民族の村を訪問した。英語を喋るピオさん(22歳)にインタビュー。
「昨年7月の戦闘で、村の女性はレイプされ男性は殺された。俺はウガンダに逃げた。しかし逃亡先にも避難民があふれ生活は悲惨だった。だから故郷に戻ってきた。ここではいつ戦闘が再発するかわからない。銃声が聞こえたら?子どもを小わきに抱え、ブッシュに逃げ込む毎日だよ」。ピオさんはカメラの前で恐怖の中の日常を訴えた。

  ロロゴ地区からでこぼこ道を車で30分も行くと、そこは白ナイル川である。「あれが日本の作っていた橋だ」。デニスが指差す方向には大型重機とトラック、そしてJICAの看板。「昨年7月の戦闘で工事は中断、橋は完成していない」。未完成の橋からジュバ市内に向かってきれいに整地された道路が伸びている。「ジャパンロード(日本の道)」。デニスがつぶやく。そう、この道こそ自衛隊が作っていた道路なのだ。しかし道路は未舗装。7月の戦闘以来、工事がストップして中断されたまま放置されていたのだ。安倍首相は自衛隊を撤退させる理由として「一定の区切りがついた」と述べたが、「区切りはつかないまま放置した」のが実態だ。 ジュバ市内のコニョコニョ地区に巨大な避難民キャンプがある。その数7千人以上。キャンプで目立つのが女性と子ども。カメラを向けると、手で口に物を運ぶ仕草。「何か食べるものをちょうだい」。とあるテントの中で幼児が横たわっている。その顔に無数のハエ。幼児はハエを払う体力も残っていない。ただ目に涙をためるのみ。
  自衛隊が撤退しても南スーダンの窮状は変わらない。人道支援は待ったなしだ。

西谷文和(にしたに ふみかず)(フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表)

大阪YWCA東日本大震災被災者支援 7年目を迎える今

子どもたちの健やかな成長を願って 「大阪わいわいステイプログラム」

  東日本大震災が発生してから、大阪YWCAとしてできることを考え、その時々にできることを行って来た。日本YWCAの呼び掛けに応じた東北ヘルプ事務局ボランティア、新地町ボランティアコーディネーターなど緊急対応的なものもあったが、福島第一原発事故により、日々放射線にさらされる危険の中で生活せざるを得ない発育途上の子どもたちを、わずかな間でも安心して外で遊ばせてあげたいとの想いで始めた保養プログラム「わいわいステイプログラム」は6年間続けている。その間の参加者は延べ107名、関わったボランティアは延べ726名。今年の夏も9名の子ども達が大阪にやってくる。
  6年が経過した今、国や県の施策は福島の人々に帰還を促すもので、放射線による被害はないかのような報道が増えている。私たちは正しい情報を収集し、真実を見つめて何をなすべきかを考える中、「わいわいステイ」の必要性を今まで以上に感じている。
 ひとつの地域YWCAでできることは小さいが、協力者・協力団体を増やしてこの先も続けて行きたい。

(東日本大震災 被災者支援チーム 津戸 真弓)

「フクシマの今を知る」 山崎知行医師 講演会 6月24日 於大阪YWCA千里

 内科医の山崎知行先生は、2012年から福島の会津若松放射能情報センターを拠点に福島県各地で健康相談を続けている。福島第一原発事故から7年目の福島の現状をお聞きした。

  *      *

 福島県では県内各地の放射線量が新聞やテレビで毎日伝えられている。母親からの子どもの健康状態の相談内容は鼻血、咳、皮膚のトラブル等がある。日常生活で放射線が大きな関心事となっている人々なのに、気軽に話題にできないという現実がある。他方で偉い先生は、放射線は大丈夫だから福島に暮らしてくださいと言っている。子どもたちが放射線の少ない地域で過ごす保養プログラムは有意義だ。

(編集部)

三市(大阪・神戸・京都)Y合同合宿拡大版報告

 7月15日・16日、関西セミナーハウス(京都市左京区)で、京都Yの主催により三市Y合同合宿拡大版が開かれた。京都・神戸・大阪の三市Yと名古屋Yと日本Yから41名が集った。大阪Yからは6名が参加。プログラムは日本YWCA「地域YWCAを主体とした活動」の補助を受けて実施された。

  最近の三市Y交流会開催の中では、今回のような合宿は初めて。自己紹介、アイスブレイキング、朝のつどい、そして2つのセッションなどを、時間をかけてゆっくりと話し合うことができた。プログラムの目的は、地域Yの運営委員他の会員のリーダーシップ養成とともに、次世代への継承、会員研修、会員組織のあり方について検討すること。来年度以降も継続実施の希望が多く、2018年度は神戸Yが主催する。

  1日目、YWCAに関わる人たちを通して現状を把握するセッションでは、京都、神戸、名古屋、大阪の四市が、それぞれのYWCAの会員やボランティアなどの「人マップ」と会員組織を、用意した資料を用いて紹介した。私が関心をもったのは、活動グループ連絡会。活動グループと運営委員会とのつながり、活動グループ同士のつながりを深め、YWCAのミッションを共有する重要な場であると理解した。
  2日目、2018年度に向けてこれからのプランを立てるセッションでは、会員のリーダーシップ養成を話し合った。私が参加したグループでは、会員のリーダーシップとは「メンバーの力をまとめて活かしていく力」「人と人の橋渡し」「YWCAのミッションを理解していること」など多くの意見がでた。そのなかで、私は「メンバー一人ひとりが持つべきもの」という意見に共感した。最後に、会員のリーダーシップを考えるプランを、@自分(個人)の資質をみがくAYの組織改善を考えるBリーダーシップ・トレーニング・プログラムの3つのテーマに設定してワークをした。私はBのグループに参加。リーダーについてYWCAバージョンを作り、Yのリーダーの具体例の動画制作や言葉化しカードにして配布などのアイディアが出た。どのグループも次回につながる建設的な提案を発表した。
  大阪Yの今後の活動を考えるうえでも有益なヒントを得ることができたと思う。

(会長 佐藤 惠津子)

YWの窓 「今、憲法カフェがオモシロい!」

 7.11は猛暑、だが会員ルームは中村里香弁護士を講師に、24条をめぐってもっと熱かった。「個人の尊厳と両性の平等」の条項は、13、14条の「個人の尊重…」「法の下の平等…」と重なるのでは? これは、憲法作成時にベアテ・シロタ・ゴードンが、旧い家制度から日本女性を解放する信念をもって加えた大切な条文なのだ。
  ところが今、復古主義団体(日本会議)が24条を標的にしているという。自民改憲案に「家族は互いに助け合わなければならない」という義務規定を加えて、個人主義から家族中心主義に変え、さらに家長中心の家族と同じ構造で天皇を頂点とする国家を形成しようというのだ。このような戦前回帰の流れを許さないためにも、「24条は日本社会独特の任務を帯びた規定である」「個人を徹底することなく、自由、民主、平等といった憲法価値は達成できない」(青井未帆『憲法と政治』より)ことを再確認する必要がある。すべての法律は憲法の理念を基に作られていて、憲法の一条文がこんなにも深く国民生活の根底を支えているのだと痛感した。
  お茶菓子をつまみながら、事実婚、法律婚、夫婦別姓など参加者が自由に話し合った。改憲政権はすでに「家庭教育支援法案」や官制婚活、三世代同居優遇税制など様々な形で家庭に介入しようとしている。目覚めるきっかけは憲法カフェでしょ!    

(会員 原 紀子)

大阪YWCA千里合唱団35周年記念コンサート

 1982年、大阪YWCA千里 センター(現・シャロン千里) で、千里の地に音楽を≠ニ 熱い思いを持った、指揮者 ・ 大岡眞知子先生を中心にコーラスグループが結成されまし た。それが、今年創立35周 年を迎えた千里合唱団です。今日まで宗教曲からポピュラーまで、幅広く色々な曲を歌い続けて参りました。
 いずみホールでの大阪YWCA90周年記念コンサートをはじめ、大阪YWCAの数々の催しに出演させていただきました事は、私たちにとって大きな励みとなりました。
 また、合唱団として、過去に はメサイア演奏会開催、現在 はクリスマスチャペルコンサ ートを1990年からほぼ毎 年開催しております。
 そして今年7月、皆様のあ たたかいお支えのうちに、ア クア文化ホールにて、千里合唱団35周年記念コンサートを喜びのうちに無事終える事が出来ました。
 500名を超える皆様にご来 場いただきました。心より感 謝申し上げます。
 このコンサートによって、大阪YWCA100周年記念募金に協力出来ました事も嬉しく思います。
 これからも千里合唱団は、すばらしい指揮者、ピアニスト、多才で楽しく上品(?)なメンバーと共に歌い続けて参ります!  

(会員 山本 宣子)
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