大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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大阪YWCA機関紙(2017年5月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年8回発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
「だれの子どももころさせない」この思いでつながろう
国連・女性の地位委員会CSWに参加して
大阪YWCA創立100周年記念事業 ガールズパワーアッププロジェクト 「ガールズ&ビッグシスターズのためのリーダーシップ養成講座」
YWの窓 「アドラーdeママズカフェ」始めました
第100回定期会員集会報告

「だれの子どももころさせない」この思いでつながろう

 2015年7月のある土曜日、子どもたちが昼寝をしている間に、Facebookで「安保関連法案に反対するママの会」を立ち上げました。安倍首相や大臣たちが、答弁とも言えないような答弁を繰り広げ、強行採決ありきの国会が開かれていることに、わたしは我慢ができなかったのです。いま声を上げなければ、取り返しのつかないことになると思いました。70年前の戦争では、あれだけの焼け野原になるまで、人々は戦争をやめることができませんでした。そして、そういうことを二度と繰り返さないために「憲法」を作りました。こうした人々の歩みを、政治家たちが土足で踏みにじろうとしているときに、ただ眺めているわけにはいきませんでした。

  わたしには現在、3歳、6歳、9歳の子どもがいます。子どもというのは、ほんとうに不思議な存在です。それぞれ、数年前には「いなかった」人たちなのです。産んだのは自分なのですが、それにしても、この子たちはどこから来たんだろうと思うことがあります。毎日の育児は目が回る大変さですが、やっぱり「ママだいすき!」と言ってもらえる瞬間は幸せです。いま世界には、そんな日常を、爆撃で引き裂かれている親子がいます。内戦が終わらないシリアでは、石畳が美しかった街並みも、廃墟となってしまいました。子どもたちは、どこへ行ったのでしょう?どうしてそんなところにたくさんの武器が流れ込んでいるのでしょう?いったい誰がそんな兵器を作ったのでしょう?

 これは「世界の向こう側」のお話ではありません。わたしたちが納めた税金が何に使われるのか、わたしたちの日々の仕事が何を作り出すのかという、まさに「足元」の問題です。安保関連法の成立と同時に、防衛装備庁というものができました。ロゴマークは、戦闘機や戦車が地球をぐるっと取り囲んでいる図です。わたしは、MADE IN JAPANの技術を、どこかの誰かの命を奪うことに使ってほしくありません。そんなことで儲かっても、ちっとも豊かではありません。

 ママの会では「だれの子どももころさせない」を合言葉に、全国のママで手を取り合おうと呼びかけています。この合言葉が絵本になりましたので、ぜひ手にとってみてください(『だれのこどももころさせない』かもがわ出版より4月刊行、1600円)

西郷南海子(さいごうみなこ)(安保関連法に反対するママの会・発起人)

国連・女性の地位委員会CSWに参加して

 国連のCSW :女性の地位委員会に日本YWCAから派遣されて参加しました。世界中から多くの人が集まりました(米大統領令のために入国できなかった人もいます)。今年のCSWのテーマは「変わりゆく労働の世界における女性の経済的エンパワメント」。
  CSWは2030年までに完全なジェンダー平等を達成することを目標にしています。各国の政府代表者が決議文を決定する場である本会議と並行してサイドイベント(政府主催)やパラレルイベント(NGO主催)が開かれ、日本Yとして私たちも「ひろしまを考える旅」のワークショップをしました。
 CSWに参加して驚いたことが3つあります。1つめは世界YWCAのアドボカシー活動。ユースが国連や政府関係者に話をする機会を作り、彼女らの声を政策に反映させようとしていました。その声の一つであるアフリカからのユースは、彼女自身が高校・大学の費用と引き換えに結婚を迫られ、断ったために教育を受ける機会を失ったというものでした。彼女は、これから自分の国の少女・女性をとりまく状況を変える活動をしたいと話していました。
  2つめは世界の若者の力強さ。ユースフォーラムというプレイベントでは、当事者、社会活動家、国連のトップが年代を問わずパネラーとして同じ場所に立ち議論していました。またYWCAやガールスカウトなどのユースが決議文の草案の修正意見を出し合い声明文トとして発表する場もありました。
 3つめは先住民問題。偶然オーストラリアとアメリカの先住民女性の話を聞く機会があり、自分たちの土地を追われ不利益な立場に追いやられることがどれほど耐え難いことかを知らされました。
 CSWに参加して、「若者は世界を変えられる」と思いました。今後はYWCAに若いメンバーを増やし、若者がリーダーシップを発揮できる場を作りたいです。

(会員 栗田 明日香)

大阪YWCA創立100周年記念事業 ガールズパワーアッププロジェクト 「ガールズ&ビッグシスターズのためのリーダーシップ養成講座」

 1918年の創立以来、私たちが最も大切にしているのは、若い女性が自立して活き活きと生きるためのサポート活動。100周年を迎えようとしている今、決意も新たに「ガールズ & ビッグシスターズのためのリーダーシップ養成講座」を開くこととした。

  *      *

 第1回目は、3月29日(水)・30日(木)の2日間、日帰りプログラムで実施。12歳から20歳の多彩なルーツを持つ8名が参加、初日のゲストにはインド・ベトナム・韓国にルーツを持つ方をお迎えし、短いながら日常のさまざまな殻を破る学びと気づきの楽しい時間を持った。プログラムの一部には、若い女性自身が作った世界YWCAのワークショップ集も使用した。
  年齢も出身も多様な若い女性たち(ガールズ)が、ゲストの話を聞いたり、参加者同士で話し合ったり、自分について話したりする中で、世の中の知らなかった事を知ったり、気付かなかった自分の良いところを発見したり、4月からの新しい生活に向けて何らかの元気を与えられる豊かな時を過ごしたようだ。
  第2回以降も、周囲の人を力強く引っ張って行くのではなく、周りの人々と協力しながら物事を進めていく力(リーダーシップ)を身につけられる、楽しくてたくさんの発見や学びのあるプログラムを計画中。多くのガールズの参加を期待したい。

(プロジェクトメンバー 津戸 真弓)

YWの窓 「アドラーdeママズカフェ」始めました

 小学校教員をしながら子育てをし、校長も務めた松永茅光先生による、アドラー心理学に基づく子育てを学ぶグループ「アドラーdeママズカフェ」が昨年12月にシャロン千里でスタートしました。小学生以上(主に思春期)の子どもをもつお母さん達が、月に1回集まっています。
 アドラー心理学が大切にしていることは、親子は縦の関係ではなく、横の関係であること。思春期真っ盛りの長男に対し、支配的な縦の関係を築いてきた私は、今、長男から大反撃をくらっています。私だけでなく、他のお母さん達も、子どもに手を上げられたり、部屋で暴れられたり、無視されたり……。 毎回涙涙のカフェタイムです。
 「不適切な行動には注目しない」「適切な行動をしたときは認め、勇気づける」との先生の言葉。あんなに「ママ、ママ!」と言っていた長男に「うざい。デブ。しゃべんな」と言われる度、私は倍返しで応戦してきましたが、最近は何を言われても「注目しない。注目しない」と呪文のように唱えているうちに、子どもの問題行動は激減。親が変わると子どもが変わるのですね。
 先生の言葉を家に持ち帰って実行してみると、「今までの苦労はなんだったの?」と思うくらい問題行動がなくなることに毎回参加者は驚いています。まさに「魔法の言葉」。この言葉でエンパワーされて日々の子育てを乗りきっていけそうです。

(会員 北田 真理子)

第100回定期会員集会報告

標語 「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマ信徒への手紙12章15節)

第100回定期会員集会が、3月4日大阪YWCA千里を会場に開かれた。当日の出席数は55名、傍聴1名、委任状提出者107、計163名。

 開会に当たり、藤谷佐斗子 日本YWCA会長より、「YWCAの強みは歴史ある活動展開、リーダーシップを養成するノウハウ、世界へのネットワーク、キリスト教基盤。これを生かして社会変革を可能にする」と力強いメッセージが読み上げられた。続く開会礼拝では、大阪城北教会林陽子牧師より、100年をむかえようとしている大阪YWCAに対する心のこもったあたたかいメッセージをいただいた。
 16年度の事業報告は、ボランティア社会貢献活動と事業部門に分けて報告された。社会貢献部門では千里会員協議会、ピースアクション、バザー、3市Y(大阪、神戸、京都)交流会。事業部門では、専門学校における生徒数の増加とそれに伴う生活指導の必要性、中国帰国者事業では、参加者の高齢化による介護など次のステップを見据えた事業など現状と今後の展望を共有。
  特別プログラムは、鹿野幸枝代表理事の「組織とファンドレイジング」。大阪YWCAの強み、弱みを分析し、団体を発展させていくために今後どうすべきかを皆で共有した。
  続いて次期運営委員・指名委員を承認。17年度事業計画案および予算案は賛成多数で承認された。
  100周年に関連した記念事業や募金もいよいよ本格的に動き出す。記念すべき節目の年に向けてより一層力を合わせて、日々の活動に取り組んでいこうと思いを新たにした。

(編集部)
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