美味しい手作りスイーツとコーヒーをお供にワイワイと憲法について語り合う憲法カフェ。これまで弁護士などの専門家を交えて、自民党改憲草案や安保関連法案(もう法案ではなくなってしまいましたが)、日米安全保障条約の問題点をテーマに取り上げてきました。
今回の6月29日は参議院議員選挙直前ということで現役の新聞記者をお招きして、選挙や政治をめぐる報道のあれこれを語り合いました。
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参加者の声から
<60代>
団塊の世代で、イデオロギーや政治に対してアレルギーになっていた。でも「自由と平和のための京大有志の会」の藤原辰史先生の講演会を聞いて、危機感を持つようになり今日参加した。この気持ちを周りの人たちに伝えるにはどうしたらよいのか。
<30代>
政治って身近なことだと最近すごく思うようになった。でも以前は全然関心がなくて、政治は勉強しなくてはいけない難しいものだと思っていた。この前イギリスの政治の討論番組を見て、すごく面白かった。日本の政党がツイッターで質問に答えるのを見てみたら、どうでもいい質問に形式的な回答でがっかりした。政治は実は身近で面白い。もっとテレビなどで取り上げたらいいのに。
<40代>
YWCAに来ると、憲法や政治のことを普通に話せるけれど、普段はママ友にそんな話題を持ち出すことができない。子どもの未来のためにも、もっと政治のことを周りと話したいけれど、なかなか言いだせない。
選挙が近くなるにつれ、参加者が気にしていたのは、選挙の判断材料となる報道が公正になされているかどうか、どうやって周りの人たちと憲法や政治について語り合えるようになるのか、ということでした。子どもや孫、愛する人たちに平和な未来を残すために、「いのちを守る。平和が一番。」と感情に訴えかけることが大切なのでは、と参加者が意識できた今回のカフェでした。
(会員 小澤 裕子)
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