大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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TOP PAGE > YWCAについて > ニュースレター > アーカイブ一覧 > ニュースレター12.8・9月号
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大阪YWCA機関紙(2012年8・9月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年9回(4/5、12/1、8/9月が合併号)毎月1日発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
復帰40年 沖縄のいま
ひろくつながるボランティア
YWの窓「あつーい沖縄」
専門学校あれこれ「英語で楽しむ『若草物語』」
エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会報告
ここにYあり(28) 札幌YWCA

復帰40年 沖縄のいま

 太平洋戦争が終わって67年、そして、沖縄が本土復帰して今年は40年になる。にもかかわらず、日本にある米軍基地の約75%が沖縄に集中している。軍用機による事件、事故、爆音被害、環境汚染、後を絶たない犯罪・・・この米軍駐留経費6,500億円(最高時)の74.5%を日本が負担しているのである。
 6月23日、沖縄戦「慰霊の日」、野田総理は追悼式で「基地負担の早期軽減に全力を尽くし、具体的に目に見える形で進展させる」と沖縄県民に誓った。その舌の根もかわかぬうちに、米軍用垂直離着陸機オスプレイを24機、普天間基地に配備することを日米両政府は合意している。アメリカ本土を含め、世界各地で頻繁に事故を起こしている軍用機をである。世界一危険な基地と言われている普天間基地を「国外、少なくとも県外に移設する」と公約したはずの政府は、日を置かずして、「県内辺野古が最適」と強弁してはばからない。平和のための抑止力となり、日本の防衛のために、本土や沖縄には米軍基地が必要だという。1992年3月5日、アメリカのチェイニー国防長官(当時)は、「米軍が日本にいるのは、何も日本を防衛するためではない。日本を(沖縄を)米軍が必要とあれば、常に出動できるための前進基地として使用できるようにするためである」と明言している。
 フィリピンでは1991年に米軍基地を撤去させている。雇用も経済も発展している。沖縄においても、一部返還させたハンビータウン(北谷(ちゃたん)町)、天(あめ)久(く)新都市(那覇市)など、いずれも住宅や商店が立ち並び基地収入の時代よりも雇用も経済も何倍も何十倍も増えている。これを見ても「基地がないと雇用も経済も成り立たない」という宣伝はあてはまらない。安保条約をどちらか一方が破棄すれば1年後には解消され、基地を無くすことができる。基地あるが故に、むしろ戦争に巻き込まれる危険性の方が高い。
 沖縄には日本国憲法第9条の碑が6カ所もある。本島に4カ所、石垣島、宮古島に各1カ所。本土に9条の碑があるという話は、私は知らない。それほどに沖縄県民の平和への思いは強いのである。そう遠くない時代に、これらの思いが必ずや実って基地のない平和で豊かな沖縄がくるであろうことを私は確信する。今のように運動がある限り・・・。沖縄の平和は日本の平和でもある。
松本武夫 (かりゆし出版企画代表)

ひろくつながるボランティア

  大阪YWCAシャロン千里の前身である千里センターは、地域密着型の活動拠点として、設立当初から様々なソーシャルサービスを提供してきました。その特徴は、ボランティアによる利用者目線での発案・企画・運営にあります。衣のボランティア、食のボランティア等のユニークな活動をはじめ、地域のニードに合わせたアイデアが次々と形になっていきます。多くのボランティアの熱意によって進められている活動の一端をご紹介しましょう。

配食サービス
大阪YWCA千里では、千里地域のお年寄りに心のこもった美味しいお弁当(夕食)を毎週木曜日に届けています。今年で活動は17年目。地域との交流の輪も広がり、お一人暮らしの方の安否確認にもつながっています。

ボランティア募集中です!

12:30
その日のメニューに従って、買い出しを済ませ、調理開始です。
衛生面には細心の注意を払っています。
14:30 盛り付け
毎回90食を調理。近隣のお年寄りを招いて月1回(今年度より隔月1回)の会食と合わせ、今年の6月に900回を迎えました。

15:30 完成

16:00 配達開始
利用者さんのお手元にお弁当を届けます。毎回、楽しみにしてくださっています。
点字子ども図書室
  目の不自由な子ども達に向けて、点字図書の貸し出しを初めて29年。毎週月曜日には約60名のボランティアが集い、本を製作しています。そして、全国の子どもたちへ、毎週木曜日に貸出しています。
・児童書2,749タイトル(5,805冊) *この他、教科書の点訳も実施。
 子どもの点字本蔵書数は全国一の規模です。
・貸出累計11,820タイトル(20,372冊)  2012年3月現在
印刷
かつては点字板の作業でしたが現在はパソコンで入力します。ボランティアが自宅で入力したものを持ち寄り点字プリンタで印刷します。
読み合わせ
約60名のボランティアグループに分かれて読み合わせをします。
登録

貸出し作業
楽しみに待つ子どもの元へ届きます。

こども図書室
「ひとりでも多くの子どもに一冊でも多くのよい本を!」と願い、1969年より地域に開かれた図書室として活動。メンバーは語り部として各地で活躍し、梅田の会館でストリーテラーの養成等も行っています。

 今年のクリスマス前に、3冊の赤ちゃん絵本を出版します(『もののえほん・ごはんたべたよ』他)。赤ちゃんの生活を朝・昼・夜と3つに分けて、身近な「物」を短いことばと、美しい絵で紹介している絵本です。クリスマスの贈り物にどうぞ。

『なつやすみこどもおはなし会』にて。手遊びや人形劇も登場。

YWの窓「あつーい沖縄」

 67年前、沖縄戦の組織的戦闘が終結したとされる6月23日、「あつーい沖縄」という集会を開きました。
 私たちは、まず、沖縄戦で犠牲になった20万人の尊い命に黙祷を捧げました。それから、沖縄YWCAの会員さんによる手作りのちんすこうとサーターアンダギーをいただきながら、各々の沖縄への思いを分かち合いました。沖縄戦でお兄様を亡くされた方。沖縄のガンジーと呼ばれた阿波根昌鴻さんからお話を聞いた方。大江健三郎著「沖縄ノート」をめぐる裁判を傍聴し続けた方。辺野古の海の美しさに魅せられた方。そして、沖縄の人たちの基地のない平和を求める市民運動に感銘を受けた方。
 「あらゆる地獄を集めた戦場」と言われた沖縄戦から、私たちは、「軍隊は人を守らない」ことを学んだはずです。しかし、日本の安全保障のための米軍の沖縄駐留という矛盾に対して、本土に住む私は、怒りの声を上げませんでした。
 先日、ラジオで「備えあるところに弾はやってくる」という沖縄のおばあの言葉を聞きました。「鉄の暴風」を生き抜いたおばあの証言は、私に問いかけました。「かつて本土防衛の『盾』とした沖縄を、あなたたちは、今もなお『盾』としているのではないですか」と。
 憲法9条を掲げ、真の平和は、強い軍隊を持つことでも、最新の兵器を持つことでもないと、沖縄の人たちと共に声をあげたいと思います。
(会員 西村 由紀子)

専門学校あれこれ「英語で楽しむ『若草物語』」

 英語、英会話なる教室はたくさんありますが、原書を読むという授業はあまりないこともあり、この講座を知った時はたいへん興味が湧きました。私も英語から離れてはや二十数年立ち、日々忘れていく英語をとても悲しく感じていました。そんな中、この講座の前シリーズである「『赤毛のアン』を英語で読む」というクラスを知り、飛び入りで授業を受け、それが縁で現在『若草物語』に至っています。
 『若草物語』は、以前絵本や映像などで触れた記憶がうっすらとある程度で、あまり覚えていません。記憶力のなさを嘆きつつ、辞書を引きひき、訳本も参考にしながら読むのでたいそう時間がかかります。しかし、訳本では味わえない感動と深みは、その苦労に優(まさ)ります。単語と単語の醸し出す微妙なリズム、風景までもが目の前に広がってきます。これは原書を読まないと味わえない醍醐味です。一見何気ない表現の奥に隠れている登場人物の気持ちは、訳本だったらさっと読み過ごしていたかもしれません。こんなところまで読み込めるなんて、と感動します。
 また、この授業の楽しみは、担当の佐藤先生が参考資料をたくさん用意してくださり、物語の舞台になっている時代の背景、ファッションなどについても毎回盛り上がること。1ページ読むのにも時間がかかり、進むのも遅くなりがちですが、良きクラスメートに恵まれ、たいへんうれしく、楽しく、がんばっていけます。
(受講生 下田 賢子)

エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会参加報告 7/22 大阪

 2030年の原発比率など日本のエネルギー政策について国民の声を聞く意見聴取会が22日、大阪、札幌で行われた。数千万円の予算で請け負った広告代理店によって準備されている聴取会は、7月から8月にかけて全国11箇所で実施される。
 私が応募した大阪会場は、私を含めた12名の意見表明者のうち、0%支持が6名、15%、20〜25%支持がそれぞれ3名だった。「当選」の連絡を受けた際には、まず最初に私が電力会社・関連会社に勤めていないことを確認された。
 手荷物検査から、金属探知機でのボディチェック。着席したら、私の正面には古川国家戦略担当大臣を筆頭に官僚がズラリ。意見表明者の発言は一言も聞き漏らさずすべてメモを取っています!といわんばかりのポーズ。平身低頭な立ち居振る舞いが、逆に慇懃無礼に感じたのは私だけだろうか。
 批判はさておき、せっかくのチャンス。私は、都市部の便利な生活は原発立地県の犠牲の上になりたっていること、原発の危険性と15%シナリオの矛盾、私たち市民もこれまでの生活を見直す覚悟が必要であること、その上で、その気になれば今すぐにでも原発を止めることは可能であることを訴えた。 
 最後に、日本国憲法のいちばん基底にある「個人の尊重」原理(第13条)が保障され、一人ひとりが大切にされる社会を実現するために、速やかに脱・原発に舵を切ることを訴えて締めくくった。同じことが、沖縄にもいえることをあなた方はわかっていますかと、問いかけたい気持ちを抑えながら。

(職員 幕谷 安紀子)

ここにYあり(28) 札幌YWCA

 9月8日にバロックチェロ奏者の鈴木秀美氏をお迎えし、J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲」のプログラムでチャリティーコンサートを企画中です。この収益は、東日本大震災の被災地・福島県相馬郡新地町の中学生対象の学習支援と保養プログラム、および札幌YWCAの青少年活動に用います。沢山のお客様をお迎えして、美しいチェロの旋律に耳を傾け、心豊かなひと時を過ごしましょう。
(文と写真/札幌YWCA)
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