大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

大阪YWCA
JAPANESE ENGLISH
TOP PAGE YWCAについて Q&A お問い合せ 交通アクセス サイトマップ
イベントカレンダー 女性支援 子ども・子育て 平和と環境 リーダーシップ養成 国際交流 その他活動
TOP PAGE > YWCAについて > ニュースレター > アーカイブ一覧 > ニュースレター12.6月号
YWCAについて
YWCAについて トップ
大阪YWCAの歴史・沿革
グループ活動(梅田)
グループ活動(千里)
出版物
ニュースレター
情報公開
ボランティア募集
支援のお願い
会員になる
大阪YWCAとは
大阪YWCA機関紙(2012年6月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年9回(4/5、12/1、8/9月が合併号)毎月1日発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
パレスチナ 国連決議(UNSCR1325)を希望への道具(ツール)に、
大阪YWCA東日本大震災被災支援 大阪わいわいステイプログラム
YWの窓 「ジンバブエのタニアです。」
専門学校あれこれ 日本語学科 卒業生とのつながり
大阪YWCA創立95周年記念イベント Barbershop Harmony at the Phoenix Hall
ここにYあり(26) 弘前YWCA

パレスチナ 国連決議(UNSCR1325)を希望への道具(ツール)に、

 私は多分典型的な中東人ではありません。まず声が大きくないので、皆さんの前で話すのにマイクが必要です。さらに、私は政治好きではありません。文学や音楽、映画などを語る方が好きです。けれども、私の住むパレスチナは、政治を避けては生きられない地。生活に関わるすべてが政治色を帯びていて、「政治的なこと」が創り出す現実に向き合わざるを得ないのです。
 大学時代の私は、イスラエルによるチェックポイントを毎朝4つ通り、何度もバスから降りてはきまぐれな「保安検査」を受けました。学校、病院、仕事に行こうにも、時間通りに行動するのはまず無理。03年以降は、チェックポイントのいくつかが金属探知機などの揃った「ターミナル」と呼ばれるものになりました。入り口の回転ドアは狭く、太った人や大きな荷物を持った人が通れないほどです。
 パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区の住民は、特別な許可証がないと境界を越えることさえできず、エルサレムに入ることを禁じられた状態です。東エルサレムの人が西岸の人と結婚したくても、移動の制限がそれを阻みます。

 パレスチナYWCAがめざすのは、正義、平和、寛容、人権の尊重、ジェンダー平等、多元性と多様性、女性のリーダーシップが促進される状態です。この数年、YWCAでは「国連安全保障理事会決議1325号」を広めることに力を入れています。これは、紛争の予防や解決における女性の役割を重視し、平和や安全の維持・促進には「女性の平等で完全な参画」が必要であることを、加盟国に対して求めるものです。
 パレスチナ人の多くは国連決議に対して冷めています。パレスチナ人の権利に関してこれまでに採択された数多くの決議が、どれ一つ実現されていないからです。状況が悪化する中、今日の若者は国際的な動きに対しても国内政治に対しても冷笑的です。
 安保理決議1325号は、政治だけでなく社会的なことに大きく言及し、女性が声を上げることを促します。私たちは、冷笑や受け身の姿勢を克服し、新たなスタートを切る道具(ツール)として、この決議の活用に希望を見出すのです。

(翻訳・文責 編集部)

大阪YWCA東日本大震災被災支援 大阪わいわいステイプログラム

 東日本大震災から一年以上がたつ。原発事故による放射能の不安は何ら軽減されず、特に小さな子どもを持つ親の不安は大きい。
福島に住む子どもたちを少しでも放射能の影響から遠ざける機会を提供しようと、大阪で7泊8日のロングステイプログラムを企画した。2月中旬に福島方面で募集を開始すると定員は瞬く間に埋まり、現地でのニーズの高さを実感した。

 大阪にやってきたのは、幼稚園年長組から中学2年生の14人の子どもたち。前半は青少年部の春キャンプに大阪の子どもたちと一緒に参加。後半は、2人ずつ会員宅にホームステイをした。春キャンプでは、採った野草をてんぷらにして食べたり、外で思い切り遊んだり、今の福島ではできないことをたくさん体験できた。ホームステイ中は、昼間はシャロン千里に集まって海遊館に行ったり、たこ焼きパーティをしたり、毎日盛りだくさんのデイプログラムを楽しんだ。ステイ先は、年配の会員宅から同世代の子どもがいる家庭までさまざま。それぞれ思い思いの方法で歓待していただき、楽しいひと時を過ごしたようだ。ホストファミリーも福島の子どもたちと直接触れ合う機会を得、いろいろな思いを持たれたのではないだろうか。
 このプログラムは大阪YWCAの千里委員会、千里子育て支援委員会、青少年部、シャロン千里こども館、ホームステイ受け入れ家族など、さまざまな人たちの協力によって実現した。直接かかわった人だけではなく、心を寄せていただいた方々も含め、みなさんに感謝したい。
(会員 平井 佐津紀)
ホストファミリーより
 わが家に来てくれたのは4年生の健人君(仮名)と6年生の明君(仮名)兄弟でした。初日は緊張した様子で声もあまり出ず、食事もそこそこに、居場所を探して落ち着かない様子でした。そんな2人も予想通り静かなのは初日だけ。2日目からはその日あった事や福島の話を色々としてくれ、「何時からテレビが見たい」と頼みごとまで出来るようになり、さすが子どもは慣れるのが早いです。食事ももりもりと食べ、夜はぐっすり寝ていました。ホストファミリーとしては、よく食べよく寝てくれるのは何よりです。
 今回、明君は中学入学にあたり、「自信がないからホームステイしたい」と自分でこのプランを見つけて参加してくれたそうです。進学を目前にして前に歩んでいく為にきっかけを探そうとしている明君の底力に、逞しさを感じました。健人君はサッカー少年で、将来の夢はサッカー選手になってイエス様の事を他の人に知らせる事だそうです。ステイ後に2人とお母さんから手紙を頂きました。健人君の手紙に「今度大阪に行った時は通天閣に行きたいです」と書かれていました。是非実現させたいものです。
(会員 吉田 信子)

YWの窓 「ジンバブエのタニアです。」

 最近、世界YWCA関係でよく耳にする言葉に、「世代を超えたリーダーシップの分かち合い」というのがあります。国連・女性の地位委員会(CSW:本紙4・5月号参照)で世界YWCAチームの一員として行動した際、これを大いに体感。年下の参加者との支え合いに力をもらいました。
 一番若い参加者はジンバブエのタニア20歳。恥じらいながらも、ハイ!と手を挙げて発言する初々しい姿に魅了されました。「タニアの写真を大阪Yの機関紙に載せてもいい?インタビューさせてくれる?」と聞くと二つ返事。ここに紹介します。
 『私は学生で、ジンバブエのクエクエ地区YWCA青年協議会の副会長です。母も若いときからYWCAの会員で、「何をするにしてもそれが他の人に影響を与え、他の人の人生を変えるんだよ」と言われて育ちました。同郷の世界Y総幹事ニャラザイさんが国連の場でもリーダーシップを発揮していることは、とても誇らしいです。
 今回CSWに来て、「紛争後の女性の状況」というイベントで話す機会を得て、自分が成長したと感じます。「性と生殖に関する健康」のイベントで学べたことも印象深いです。自分のYに帰ったら、青年活動を年代別に組織することをやってみようと思います。これはナイジェリアYの人から聞いたやり方です。若い人が自分の権利を知り、それを使って地域社会に貢献できるようにしたいです。』
(会員 雀部 真理)

専門学校あれこれ 日本語学科 卒業生とのつながり

 4月、学生募集のために台湾へ行ってきました。日本では例年に比べて気温も低く桜の開花も遅くなりましたが、台湾では昼間は夏のように暑い毎日。台北、台中、台南、高雄で留学院訪問や個別説明会を実施しました。
 大阪YWCA専門学校日本語学科には、台湾からの留学生が現在6名在籍しています。日本のアニメやゲームが好きな人、日本人の知り合いがいる人、昔から日本と縁があって日本語を勉強してきた人…、皆それぞれに夢や目的をもって留学して来ました。卒業後は日本の専門学校や大学院等に進学する人が多く、また日本語能力試験合格を目指して、集中的に勉強する人も増えています。
 ここ数年台湾からの学生数は安定しています。嬉しいことに、かつての卒業生から母校であるYWCAを紹介されて、入学を決めた学生もいます。今回の出張においても、卒業生たちにとても助けられました。滞在中の移動の手配や説明会での通訳、そして貴重な体験談を話してもらうなど大活躍です。忙しい中でもいつも快く喜んで引き受けてくれます。私たち以上にYWCAの発展を願い、時には広報活動も一緒に考えてくれる彼らは一番の味方だと感じます。今年は、7月にも台湾で大きな説明会に参加する予定です。これからも卒業生とのつながりを大切に、一緒にYWCAの良さを伝えていけたらと思います。

(職員 吉本 沙矢香)

大阪YWCA創立95周年記念イベント Barbershop Harmony at the Phoenix Hall

 2012年5月12日(土) の95周年プレコンサートには270名がご来場。男声合唱や混声アカペラカルテットの美しいハーモニーと、 指揮者・広瀬氏の楽しい司会進行に魅了されました。終演後、1階ロビーで出演者のみなさんがお客さまを見送ってくださいましたが、歌のプライズプレゼントがあり、立ち去りがたいひと時となりました。
 2013年秋に予定の 仲道郁代ピアノコンサート も、 どうぞご期待ください。
  (ビッグイベント実行委員会)

ここにYあり(26) 弘前YWCA

 弘前YWCAは会員13名、賛助会員11名の小さなYです。青森県には東通原発、大間原発(建設中)、六ヶ所再処理工場(使用済核燃料中間貯蔵施設)があり、講師を招いて原発、放射能、食物汚染などについて学習しています。自然の豊かな県ですが、貧乏県ゆえ原発の補助金に頼る現実があり、重い課題です。
 5月1日、例年の2倍もの積雪だったにも関わらず桜が美しく咲いています。
(文と写真/弘前YWCA)
ページトップ
│ イベントカレンダー │ 女性支援 │ 子ども・子育て │ 平和と環境 │ リーダーシップ養成 │ 国際交流 │ その他活動 │
│ お問い合せ │ リンク │ プライバシーポリシー │ 特定商取引に関する法律に基づく表示 │ 日本YWCA │ 大阪YWCA専門学校 │
公益財団法人 大阪YWCA : 〒530-0026 大阪市北区神山町11-12 TEL. 06-6361-0838 FAX : 06-6361-2997 MAIL : info@osaka.ywca.or.jp
Copyright (C) 2007 Osaka YWCA. All Rights Reserved.