「阪神・淡路大震災支援活動報告書」より

こころのケア・プロジェクト

−大阪YWCAこころのケア・ネットワーク−


 阪神大震災の後、救援物資を中心にした支援が緊急に行われたが、「心」に関する支援にはあまり目が向けられなかった。今回のような極度の災害を受けた後には、特別な緊急時のさまざまな「心の傷」を癒すことが重要であるとのケリー・レモン・キシさん(心理カウンセラー)の提案を受けて、「被災者」から「生存者(サバイバー)」として、立ち直っていかれることをお手伝いする活動を始めた。(1995年1月〜3月)
 今年度は、時間の経過とともに「心」そのものへのサポートからソーシャルワークやコミュニティづくりに関わるサポートへと移行した。また並行して、 '95年3月から子どものためのケア活動「こうべキッズビタミンIプログラム」を企画し、子どもに関わる新たなボランティアを募集して活動を開始し、一年を通じてプログラムを行っている。


こころのケア活動
ビタミンIプログラム
こどものためのプログラム
被害者相談室の開設
全体をふりかえって


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