今回の震災に関し、大阪YWCA会員の思いのほんの一部を分かち合いたく、紙上でご紹介します。
☆できる支援は何か
地震・津波・原発と一度に起こった災害で、悲しみや不安の中にいる人々、特に女性や子どもたち、支援の届きにくい人々に大阪の地からまずできることは募金。そして今後、中長期にわたってどのような支援ができるのかを探り、寄り添いたい。(女性エンパワメント部・40代)
☆もっと声を大にして 今回の事態で核の恐怖に目覚めなければ、人類はおしまいだ。YWCAがやってきたこと・云ってきたことに自信をもち、もっと声を大にして言えるよう、正しい知識を積み上げよう。(平和環境部・70代)
☆個人が大切にされる社会 都会の便利さを支えるために、原発=核というリスクを負わされる地方。本土の「平和」を守るために犠牲を強いられる沖縄。平和憲法の理念、個人が大切にされる社会の実現は、私たちの生き方にかかっている。(平和環境部・40代)
☆核のない世界へ 原発の危険性を今まで以上に伝えたい。核のない国へ、世界へ、子どもたちのために。
《神さまのつくられたこの世界、大切にしますいつまでも …こどもさんびか》 (編集委員・60代)
☆海を越える思いやり パレスチナ・ガザからお見舞いのメールが届いた。「お母さんの為の日本語学習会」に来ていたトルコのお母さんからも。海を越える思いやりに感謝しつつ、不安に違いない身近な滞日外国人の方たちとも声かけ合っていきたいと思った。 (国際部・40代)
☆悲劇を流れの始まりに 先の大戦の悲劇から戦後の民主主義が生まれたように、この大震災の悲劇から脱原発・脱消費社会の流れが始まったと後世振り返ることができるように、今、世界中の人間の自覚と行動が求められる。 (編集委員・40代)
☆一過性ではなく 被災された方々を思う。消え入りそうな被災地の声を聴き逃さず、一過性ではない私たちにできることを考えたい。万を超える声なき声に一つ一つ物語があったことを忘れずに。 (広報部・30代)
☆希望を描き、行動しよう いのちを守る・平和を創り出すのは、国や専門家ではなく、私たち一人ひとりの市民から。子どもたちに残したいのはどんな未来なのか皆で共に希望を描き、今ここから行動しよう。 (編集委員・30代)
☆世界の仲間に励まされ 「日本に大きな震災」と世界で報道されたとき、中国・上海YWCAを皮切りに韓国、フィリピン、パレスチナ、レバノンなど各地のYWCAから慰め・励ましのメッセージが届いた。世界の仲間の祈りに力を得る。 (編集委員・40代)
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