◆国連生物多様性条約会議の際は、上関の多様性を守ろうと場外ロビー活動をされました。 NGOの力が日本ではまだまだ弱い。世界と連帯したり世界に日本の状況をアピールしたりっていう経験が不十分で、戦略がないし、英語を話せる人が決定的に少ない。国際会議の場なのに英語の資料を作ってなかったりして。 でもそうやって学んでいくもんだと思うんですよ。ゴールを共有し、それに向かって戦略を作っていくことを。
◆若い人へのアドバイスを 会社の中の人間関係だけだととっても限定的。遊ぶ友達だけだとまたそこも限定的。世界が狭いというか。 社会に参加するプラットフォームとして、環境団体とかいろんなところがある。そこに行くと、自分とまったく違う生き方をしている人や逆に似たような考えを持った人が、なんかすごく思い切ったことをやっていたりして、人生を豊かにしてくれる。 絶対、人生のスキルアップにつながると思うなぁ。
聞き手=山高万寿子(やまたか ますこ) 大阪YWCA会員暦25年。80年代に世界YWCA機関紙の翻訳に関わったことで、平和やジェンダーへの思いを深める。昨春までJICA研修監理員として世界各国からの研修員との出会いを経験。