大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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大阪YWCA機関紙(2009年12・1月合併号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年9回(4/5、12/1、8/9月が合併号)毎月1日発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
ガザを忘れないで
ここにYありF 呉YWCA
クリスマスによせて
YWの窓 「葬送と宗教」に思う
専門学校あれこれ 日本語教師養成講座修了生 水に飛び込み実践中
YWCA川柳

ガザを忘れないで

 ちょうど1年前、ガザはイスラエル軍の大規模攻撃を受けて破壊され、1300人以上が犠牲となりました。国連による瓦礫の撤去と海への投棄が半年後にようやく始まりましたが、まだ1年以上かかると見られ、壊されたインフラが再建されるのは何時になるのかさえ分かりません。
  エジプトからトンネルで密輸された物資が店先には並ぶものの買える人は少なく、国連の設けた食料配給所は常に人でいっぱいです。ガザの発電所は06年に爆撃されて以来修復が終わらず、毎日8時間の停電。停電になると断水します。下水処理場もほとんど稼働しておらず、垂れ流された汚水で地中海は黄変し悪臭が漂っています。冬が始まり、冷たい雨が降り出しましたが、封鎖によって物資は入らず、学校や病院の窓さえガラスがないためにビニールが張られたままで、燃料不足と停電が深刻になってきました。
  人々は再び攻撃が始まるのではないかと強い不安を抱えています。イスラエルだけでなく南で接するエジプトも国境を閉ざしたままで逃げ場がないのです。
  イスラエルやアメリカが「ハマスを懲らしめるため」に始めた封鎖は、一般市民を苦しめているだけです。ガザを実効支配しているハマスは物資を押さえて恣意的な分配をしているといわれ、宗教を口実にした市民生活への介入も批判されています。ガザの人々の苦しみの根本的な原因はイスラエルの占領と封鎖にありますが、パレスチナ内部の対立がガザ再建を阻む大きな要因になっている事態は非常に困ったことです。
  この殺伐としたガザの中でも、明日を考えている女性たちがいます。攻撃が始まった昨年の冬は食糧不足が起こり、多くの人が飲まず食わずの生活を強いられました。食糧の確保は生命の確保なのだ、自給することを考えなくてはいけないと人々は痛感したのです。自給率を高めようと、在来種の野菜の種子を自家採種、保存する「種子バンク」を農家の女性たちが始めていました。自分たちの生活を変えながら、ガザの状況も変えていこうとしています。困難な状況を生き延び、未来を作ろうとするガザの女性や子どもたちを支えるために、ぜひご協力ください。また、ガザの状況を一人でも多くの友人にお伝えください。 

※ パレスチナ子どものキャンペーンでは、ガザ越冬募金を呼びかけています。(詳しくは電話03-3953-1393 あるいはホームページhttp://ccp-ngo.jp/

田中好子(特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン事務局長。国連パレスチナ問題NGO国際調整委員会委員、同アジア地域調整委員会委員等を歴任。)

ここにYありF 呉YWCA

 石油ショッックで「省エネ」という言葉が流行った1973年、第1回「蚤の市」が開催されました。キャッチフレーズは「あなたは不要、でも、私は必要」。今思えば、リサイクル運動の走りだったと言えます。「蚤の市」という命名は、フランス風のおしゃれな雰囲気にしたいということから、と聞いています。それから、かれこれ35年、「蚤の市」は今年度から「エコマーケット」と名称が変わりましたが、呉YWCAの中で脈々と受け継がれています。
(文と写真/呉YWCA)

クリスマスによせて

クリスマスメッセージ 宗教を越えるYWCAの’C’
 YWCAのCは『Christian』。キリスト教団体ですが、多様な宗教的背景をもつ女性の中で働きます。今日の世界において、その役割はますます重要です。  今年6月に大阪を訪れたとき、『Journey of Faith(信仰の旅)』という題の世界YWCA史(C・S・ジョーンズ著)を頂きました。19世紀後半の英国で、YWCA初期のリーダーたちが、若い女性の心を導きたい一念で祈りの連合を設立した経緯など、心沸き立たせる本です。YWCAの成長に伴い、自然の流れとして、世界中の変革へのニーズに力が注がれていきました。  底知れぬ暗い社会状況に押し出されて世界YWCAは創立されましたが、その状況は今や何倍にも深刻化しています。一人の女性を教育することがその家庭の利益となり、さらに広く国全体の利益となるということが、今までに増して明らかになっています。  聖書の福音=よい知らせとは、私たち誰もが新しい生き方に招かれているという「知らせ」です。私たちの世界・私たち自身の社会を、抑圧されている人々の痛みを共有し共感するという立場から見つめ、その立場から行動を起すよう、招かれているのです。  私たちは、私たちの姉妹・兄弟が助けを求めるとき、それがどこであろうと、どんな宗教をもっていようと、あるいは無宗教であろうと、いつでも手を差し伸べる備えをもつべきなのです。  06年中国の北東部・吉林省で、私はキリスト者の活気に満ちたYWCAに出会いました。そこではリーダーシップによって、Young Women’s CULTURAL Association(女子青年文化会)の名前で、女性へのトレーニングとサービスが提供されていました。  YWCAのキリスト教基盤は、宗教を越えた対話を歓迎します。ここバンクーバーでも、先日大阪Yの英会話サロンのメンバー3人が私の英語討論クラスを訪れた際、イスラム教徒であるイラン人のお母さんやキリスト者・非キリスト者両方の韓国人の女性たちと、互いに深く思い出に残る出会いに恵まれました。私たちはみな本当に姉妹なのだと感じることができました。  今までみなさんと共に体験させていただいたことを神に感謝し、大阪YWCAの未来に豊かな祝福を祈ります。  
みなさんの友人、また姉妹の ベス・マッキントシュより(会員 カナダ在住)
☆クララベス・マッキントッシュ
 夫のジョン師と共に、61〜01年を在日大韓キリスト教会の宣教師として過ごし、うち31年間大阪在住。韓国・朝鮮語力を活かし、夫君の死去後も、北朝鮮や中国東北部の朝鮮族自治区に英語教師として派遣されるなど、世界を舞台に活躍中。
クリスマスの思い出
出会い
   私は毎年12月に入るとクリスマスツリーを部屋に飾る。素朴な木彫りのグッズを枝先に吊しながらこの1年無事に穏やかに過ごせたことを喜び、あかりを灯す。
 「見失った羊のたとえ」の話があるが、私自身も野原をさまよっている時、大切な方に捜し出されて今があると思う。
 慈しみ育てた子どもたちが私の手の中から巣立っていき淋しい時、そっとそばに来て「大丈夫だよ、いつも一緒にいるよ」と。病気で苦しんでいると「心配しないでゆっくりお休み」と。足が痛くて歩けない時は「杖になって一緒に歩いてあげるよ」と言いつつも共にいて見守って下さっている。そんな大切な方に出会って受洗したのが20年前のクリスマスの日だった。この時期になるとツリーのあかりを見ながらほっこりと心を温めている。
(会員 帆足 文子)
うきうき うずうず
 教会での子どもたちによるキリスト生誕劇で、思い出に残る女の子がいる。泊まる所がなく困っているマリアとヨセフに「馬小屋しか空いていませんがどうぞお入り下さい」というのがその子の役。二人がこちらに近づいてくる、出番は間近!という時のその子の顔。目はきらきらして、うきうきうずうず、足もとはぴょんぴょんと飛び上がりそうなのだ。「信じて待ち望む」とはこういう姿勢をいうのかも…毎年そんな気持ちでクリスマスを迎えたいと思う。
(職員 宮ア 祐)
エッグノッグパーティー
 アメリカ、ミネソタ州ロチェスターで過ごしたクリスマスシーズンは私達にとって忘れられない思い出である。華美な騒がしいクリスマス風景は見られないが、教会の玄関前の大木がクリスマスデコレイションで飾られ、個人の家ではツリーを置いた窓のカーテンが開けられ、町の一寸した空き地にキリスト生誕の場の舞台がしつらえられ、クリスマスの近いことを告げてくれる。12月に入ると、職場や学校のボス達が、働いている人達を招くエッグノッグ(卵、ミルク、砂糖を混ぜてブランデーを入れたもの)パーティーを開く。招かれた人は時間内に三々五々集まって、エッグノッグを飲み、食べ、話をして30分くらいで帰ってゆく。知らない町の人々同士が、互いにメリークリスマスと挨拶を交わすのも印象的だった。
(会員 中島 和子)
中島和子レシピ ルシアンクッキー
[材料] バター 220g(1箱)、くるみ 100g、小麦粉 300g、砂糖 70g、粉砂糖 50g(まぶし用)、ベーキングパウダー(BP) 小さじ1/2
[作り方]
1.くるみを細かく砕く
2.バターと砂糖をよく混ぜ合わせる
3.1と2と粉+BPをよく混ぜ合わせる
4.3を棒状にして1時間ほど冷蔵庫で冷やす
5.4を2pくらいの厚さに切る
6.オーブン160度くらいで約17分焼く(オーブンによって焦げない程度に適宜時間を調整)
7.あら熱が取れたら、まぶし用の粉砂糖をまぶす

YWの窓 「葬送と宗教」に思う

 「エンディング講座特別編 “葬送と宗教〜死生観の視座をもとめて”」に参加した。[11月21日(土)大阪YWCA人材育成研修センター主催]葬儀会社、僧侶、宗教思想史の専門家、ジャーナリストなど様々な立場からのパネルディスカッションを聞き、宗教観・死生観を自問した。
 地域との関わりも家族関係も希薄になる中、葬送のかたちが多様化している。直葬や家族葬も増え、生前葬もあるという。当然のことと思う。
 宗教を信じる人は少ないが、神や仏にすがりたいと思っている人は多いという。人間の生き方や生命が本当に宗教と関わっているのか。死に直面したとき70%の人は宗教が心の支えとなるというアンケート結果がある。生を考えることは死を考えることだとすると、生命とは何かが宗教の最大のテーマとなるのか。
 葬儀に宗教は必要ないのかという問いの答えを私は得られなかった。とても難しいテーマだったが、これから向かうことへの私の意志を改めて見つめる時となった。葬儀は儀式やイベントではなく、かたちではなく故人を偲ぶ時であってほしい。こうでなければいけないということはない。生前から自分の意志をはっきり伝えておく必要もある。私には死後ではなく、生ある時から宗教は必要と改めて思った。 

(会員 横内 いづみ)

専門学校あれこれ 日本語教師養成講座修了生 水に飛び込み実践中

 日本語教師養成講座修了生 水に飛び込み実践中  江西省南昌市の東華理工大学に来て、はや3ヶ月になろうとしています。南昌は上海の西約500キロに位置し、近くに、磁器で有名な景徳鎮があります。
 大阪YWCAの日本語教師養成講座を2年間受講して、この3月に修了しました。日本語の知識は身についたものの、実践が伴っていません。「畳の上の水泳」ではダメだ、水に飛び込まねば、という思いが常にありました。そんな折ちょうど教師の募集があり、中国語が全くできない私が、中国に「飛び込んだ」次第です。
 最初の頃は、アップ、アップの状態でした。溺れかけから現在はなんとか浮き上がって少し泳げるようになったのも、YWCAの先生方のおかげだと感謝しています。応用コースでは、いつもすぐに答えを求めたがる私たちに、自分で考えることの大切さを教えていただいたことが、今とても役に立っています。辛口批評?の奥西先生、懇切丁寧なアドバイスをしていただいた荘司先生、今もその時の授業が懐かしく思い出されます。
 大学での私の受け持ちは主に2年生3クラスと3年生1クラスです。1クラスは30人前後で、そのうち8割が女子学生です。会話と作文を教えています。学生たちは皆勉強熱心で性格も、まじめで素直な学生がほとんどです。いつも授業の始めに落語の「まくら」と同じように引き付ける話題を出すことにしています。この「まくら」には学生たちはよく食い付いてくれるのですが、さて本題に入るといささか集中力が低下してしまうのが現在の私の課題です。
 その日の反省と次の授業準備で忙しいですが、楽しくて充実した毎日を過ごしています。

(08年度修了生 村岡 直樹)

YWCA川柳

◇ 今何時?帰る時間はとうに過ぎ F・H
◇家計よりYのサイフが気にかかり A・T
◇100周年居ないといいつつプラン練り M・M

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