来年(10年)5月18日、国民投票法(「日本国憲法の改正手続に関する法律」)が施行される。07年5月に当時の安倍晋三首相が強行採決して成立させた法律で、3年間の凍結期間を経て施行に移される。一定数以上(衆議院100人、参議院50人)の国会議員の賛成があれば、憲法“改正”原案を発議することができる。それを衆参両院の憲法審査会で審議し、本会議でそれぞれ三分の二以上の賛成があれば可決し、国民投票に付すことができる。そして、過半数の賛成があれば、憲法を“改正”することになってしまう…。 しかし、状況は変わった。07年7月の参院選で自民は大敗し、本年8月の衆院選でついに政権交代が実現。改憲だけを目的に掲げて議員を結集していた「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は、139名から53人に激減した。憲法審査会も、衆院では本年6月に自民・公明両党が審査会を始動させるための審査会規程議決を強行したが、審査会委員の選任には至っておらず、参院では規程すら作らせていない。今回の衆院選で当選した民主党議員のうち、憲法“改正”や解釈見直しによる集団的自衛権の行使には、80.5%が反対している。 しかし、楽観することはできない。鳩山由紀夫首相自身は、“改憲”を政治信条としている。05年発表の『新憲法試案』を見ればすぐわかる。9条2項を否定して「自衛軍保持」を明記すること、集団的自衛権に関しても制限的ではあるが行使を容認する立場を表明している。08年3月には「新憲法制定議員同盟」の顧問に就任している。国連決議があれば、多国籍軍や平和執行部隊あるいは将来編成されるかもしれない国連常設軍への参加などで、国際警察軍的な活動への参加を容認する姿勢を持っている。 鳩山新政権は、まず前政権が行ったイラク戦争支持政策とイラクへの自衛隊派兵について、十分な情報を開示し、総括と評価をきちっとすることだ。その際、昨年4月17日の名古屋高裁「イラク派兵違憲判決」が評価・総括の判断基準となる。それなしに安易に“国際貢献”“国際協調”を旗印にして自衛隊をアフガニスタン等へ派兵することを繰り返すのは、行政府による9条違憲行為をさらに重ねることにつながる。 民主党は、「唯一の被爆国として日本国憲法の『平和主義』『国民主権』『基本的人権の尊重』の3原則を確認」した。
編集部註:日本では、東京YWCA100周年事業として05年より、女性専用スポーツクラブ「YWCAフィットネスワオ」を母体にアンコアを実施。ENCOREという名称は、創設メンバーの1人であるバレエ教師・ヘレンが、もう一度アンコールの拍手を浴びたい、という願いをこめたもの。(東京YWCAのHPより)
今年の夏、私は日本YWCA主催の「ひろしまを考える旅」に参加した。実は私にとって今回の旅が初めての広島訪問だった。ただ訪問しただけでは分からない広島の歴史や戦争について、実際に体験した方のお話を聞きながら町を巡ったことは本当に大きな収穫だった。同時に、大きな町の中に戦争の跡がひっそりと佇んでいるようにも見え、今後忘れ去られていかないだろうかと危惧する思いもあった。 第二次世界大戦が終わって、今年で64年。当時、原爆の投下された広島の地に再び木々の命が芽吹くのは75年後であると言われたそうだが、翌年にはちゃんと新しい命は再生したという。それを聞いて命の力は本当に強いと感じた。私たちの未来は、平和で幸せな未来にすることもできるし、戦争で悲惨な未来にすることもできる。現代において、戦争が良いことであると思っている人は、本当にかなり少ないと思う。しかし、過去と同様に様々な事情によって致し方なく戦争の道を選ぶ可能性はいつでもどこでも起こりうることだ。 平和とは黙っていればどこかからやってくるものではなく、皆が強く求め合う事によって一つ一つ作っていくものであると感じた。まさに「平和はつくるもの」である。これからいくら時間がたっても、戦争の悲惨さ、むごさ、そして決して繰り返してはならないということを後の世代に伝えること、そのような未来を作り上げることは、今地球上に生きている一人一人の責務であると強く感じた。
「ランランクラブ」と聞いて、どんなクラブを想像しますか。「ランラン」は中国語では「朗朗」。そうです。文字通り、明るく楽しいクラブです。 今、ランランクラブは近畿中国帰国者支援・交流センターの梅田教室で毎週月曜日に概ね五十歳以上の帰国者向けに開催されています。 現在の登録者数は七十名近く。初回開催時には教室に入りきるかと心配したぐらいの人気クラブです。 第一週は新聞を読む、第二週は太極拳、第三週は歌を歌う、第四週は健康について学ぶといった週替わりのプログラムですが、一番人気は太極拳。みなさん身体を動かすことが大好きで、専門の先生について身体と気を養っています。 「ランラン」は梅田のほかに平野、京都、門真などへも拡張中です!
9月19日(土)、大阪YWCAシャロン千里を会場に、京都・神戸・大阪の三市YWCA会員交流会が行われた。京阪神のYWCAに集う仲間が一堂に会していろいろ語り合いたい、という若い委員の思いが実を結んだものである。 まず総合福祉施設シャロン千里を見学し、坂上信子施設長の説明を受けた。続いて、千里ハンドベルクワイアの演奏、会員手作りの昼食と和やかなひと時をもった。後半は、各市YWCAの活動紹介に続いて、大阪YWCA中山羊奈幹事による交流ワークショップで大いに盛り上がった。グループに分かれ、YWCAの頭文字を取っての言葉遊び。「Y・やっほ〜!! W・若々しく C・チャレンジ A・明日を創ろう」等々、あっという間に皆さん打ち解け、会場は熱気に包まれた。 同じ思いをもつ仲間たちが再会を約束して終了。皆の心の中に何か熱いものが残った一日であった。参加者58名
◇MでなくWですよと念を押し (MM) ◇気がつけばしゃかりきなりきYのバザー (KS) ◇白髪染め気合を入れて九条行進 (YK)