大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

大阪YWCA
JAPANESE ENGLISH
TOP PAGE YWCAについて Q&A お問い合せ 交通アクセス サイトマップ
イベントカレンダー 女性支援 子ども・子育て 平和と環境 リーダーシップ養成 国際交流 その他活動
TOP PAGE > YWCAについて > ニュースレター > アーカイブ一覧 > ニュースレター09.11月号
YWCAについて
YWCAについて トップ
大阪YWCAの歴史・沿革
グループ活動(梅田)
グループ活動(千里)
出版物
ニュースレター
情報公開
ボランティア募集
支援のお願い
会員になる
大阪YWCAとは
大阪YWCA機関紙(2009年11月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年9回(4/5、12/1、8/9月が合併号)毎月1日発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
主権者として厳しい目を〜新政権における「憲法」のゆくえ〜
ここにYありE 広島YWCA
世界YWCA機関誌 コモン・コンサーンをご存知ですか?
YWの窓 ひろしまの旅に参加して
中国帰国者支援事業ランランクラブ
近畿ブロックYWCA交流会
YWCA川柳

主権者として厳しい目を〜新政権における「憲法」のゆくえ〜

 来年(10年)5月18日、国民投票法(「日本国憲法の改正手続に関する法律」)が施行される。07年5月に当時の安倍晋三首相が強行採決して成立させた法律で、3年間の凍結期間を経て施行に移される。一定数以上(衆議院100人、参議院50人)の国会議員の賛成があれば、憲法“改正”原案を発議することができる。それを衆参両院の憲法審査会で審議し、本会議でそれぞれ三分の二以上の賛成があれば可決し、国民投票に付すことができる。そして、過半数の賛成があれば、憲法を“改正”することになってしまう…。
 しかし、状況は変わった。07年7月の参院選で自民は大敗し、本年8月の衆院選でついに政権交代が実現。改憲だけを目的に掲げて議員を結集していた「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は、139名から53人に激減した。憲法審査会も、衆院では本年6月に自民・公明両党が審査会を始動させるための審査会規程議決を強行したが、審査会委員の選任には至っておらず、参院では規程すら作らせていない。今回の衆院選で当選した民主党議員のうち、憲法“改正”や解釈見直しによる集団的自衛権の行使には、80.5%が反対している。
 しかし、楽観することはできない。鳩山由紀夫首相自身は、“改憲”を政治信条としている。05年発表の『新憲法試案』を見ればすぐわかる。9条2項を否定して「自衛軍保持」を明記すること、集団的自衛権に関しても制限的ではあるが行使を容認する立場を表明している。08年3月には「新憲法制定議員同盟」の顧問に就任している。国連決議があれば、多国籍軍や平和執行部隊あるいは将来編成されるかもしれない国連常設軍への参加などで、国際警察軍的な活動への参加を容認する姿勢を持っている。
 鳩山新政権は、まず前政権が行ったイラク戦争支持政策とイラクへの自衛隊派兵について、十分な情報を開示し、総括と評価をきちっとすることだ。その際、昨年4月17日の名古屋高裁「イラク派兵違憲判決」が評価・総括の判断基準となる。それなしに安易に“国際貢献”“国際協調”を旗印にして自衛隊をアフガニスタン等へ派兵することを繰り返すのは、行政府による9条違憲行為をさらに重ねることにつながる。
 民主党は、「唯一の被爆国として日本国憲法の『平和主義』『国民主権』『基本的人権の尊重』の3原則を確認」した。

池住義憲(立教大学大学院特任教授、元・自衛隊イラク派兵差止訴訟の会代表)

ここにYありE 広島YWCA

 広島YWCAは、「ヒロシマ」の被爆の実相、平和への想いを次世代へと伝える活動を行っています。
 募金活動をして資金を集めた「夕張の中学生をヒロシマに招く」プログラムでは、8月6日前後に、中学生3人と引率の教員1人を迎えました。朗読グループ「夾竹桃」による朗読劇を通して広島での原爆投下の様子を知り、またメンバーから自身の被爆体験や心にある様々な想いを聴いて、文献資料だけでは実感することのできない実体験を、夕張に持ち帰っていただけたと思います。
(文と写真/広島YWCA)

世界YWCA機関誌 コモン・コンサーンをご存知ですか?

 「コモン・コンサーン」とは「共通の関心事」、つまり、私たちみんなが心に懸け、共有し、取り組みたい事柄のことで、世界YWCA(本部・ジュネーブ)の機関誌の名称です。YWCAの目指す方向が指し示され、世界121カ国・2500万人の集う多様なYWCAの活動とその理念が報告されています。2009年3月号(No.140)と6月号(No.141)から一部抜粋してご紹介します。
世界YWCA会長メッセージ
 スーザン・ブレナン(オーストラリア)
 世界の女性の3人に1人は暴力の被害者です。これに対し世界中のYWCAは、シェルターを提供したり、戦争に反対したり、紛争地にある女性を支援したり、民主主義や紛争解決に女性の参加を求めたりしています。女性たちが暴力のない生活を生きることができるよう、YWCAは各地で日々働いているのです。
世界YWCA総幹事メッセージ 
 ニャラザイ・グンボンズヴァンダ(ジンバブエ)
 世界YWCAはこの10年、HIVの予防とケアに力を注いできました。この活動は、女性と若い人の性と生殖に関する権利や健康(SRHR)、そして女性への暴力の問題にも等しく取り組むことなしには、成果を上げません。暴力もHIVもなく、女性の性と生殖に関する健康や権利が尊重される安全な世界を作るため、私たちにできること・すべきことを共に考えましょう。
For every girl 〜全ての女の子たちに、こんな世界を〜
 私たちは、全ての女の子がこんなふうに育つことのできる世界に住みたいです
●質のいい教育が得られる
●適切な性教育が受けられ、自分自身の性に責任をもって生きるスキルを身につけられる
●HIVがどうやって感染し、どうしたら感染しないかについての情報が得られる
●匿名で自主的にカウンセリングやHIV検査が受けられ、HIV感染の有無を知ることができる
●HIV陽性になった場合には最も効果的で最高水準の治療が受けられ、自分の感染を誰に知らせたいかを自分で決められる
●コンドーム使用をパートナーと交渉するスキルをもち、女性用または男性用コンドームを安く入手できる
●意図しない妊娠を防ぐ知識をもち、自分のニーズに合う避妊法を選べる
●いつ、誰と結婚するかを自分で決める自由をもつ
●HIVの感染の有無と関わらず、子どもを産むことや産む時期を自分で選ぶ自由をもつ ●出産できる年齢になったときには、安全に出産できる保健施設を利用できる
●子宮癌・乳癌の定期健診や治療が受けられる
www.worldywca.org
乳がん体験者の支援
 世界では、75秒に1人の女性が乳がんに命を奪われている。ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本のYWCAで運営されているENCOR(アンコア)Eプログラムは、乳がん手術後に適切な支援プログラムが見つからずに困った体験をもつアメリカYWCAの女性たちによって、70年代に開発された。
 乳がんからの回復は、肉体的・精神的に深刻な影響を伴う。アンコアは、自由で柔軟な身体の動きを取り戻し、セルフ・エスティーム(自尊感情)を高め、手術の後に感じる不快を取り除くようにデザインされた。8週間のコースには、床やプールでの体操、グループ集会、情報とサポートのセッションが含まれる。
 オーストリアYWCAでは、このコースに参加した10人中9人が体調の改善を認め、8人が自分のエネルギーの高まりを感じると回答したという。

編集部註:日本では、東京YWCA100周年事業として05年より、女性専用スポーツクラブ「YWCAフィットネスワオ」を母体にアンコアを実施。ENCOREという名称は、創設メンバーの1人であるバレエ教師・ヘレンが、もう一度アンコールの拍手を浴びたい、という願いをこめたもの。(東京YWCAのHPより)

高等教育での女子生徒支援
 女子生徒は男子よりも多くの困難に直面する。経済的困難に加え、性的いやがらせや言葉の暴力にさらされ、‘性と生殖に関する健康’についての知識不足による、HIV感染や妊娠などのリスクもある。エチオピアYWCAでは、首都の2つの大学で『女性と少女の性と生殖の権利向上プロジェクト』を実施し、女子生徒への支援とリーダーシップ養成に取り組んでいる。
「コモン・コンサーンを読む会」〜大阪YWCA〜
 国際部で開いている「コモン・コンサーンを読む会」では、すべての女性・少女たちが安心して生きるために私たちに出来ることは何か、と考えます。話し合いはいつの間にか遠い国のことから、私たち自身が直面している課題になり、時間を忘れてしまいます。
 毎号カラフルな写真がふんだんに載せられていますが、近頃最も多くのページを占めているのは、世界中で危機的な広がりをみせ、殊に女性・少女の生命を脅かしているHIV/AIDSの問題です。世界YWCAが緊急課題としているのは、HIV根絶の妨げとなっている女性差別、暴力、貧困問題などに関する取り組みです。それらの難題にチャレンジするリーダーの養成を絶えず呼びかけています。また、国連や政府機関に働きかけ、女性の視点から紛争解決を導き出し、平和構築に貢献しているリーダーたちの活躍に接するのも嬉しいことです。
 120以上の国と地域で、それぞれの長い歴史に培われてきた文化、生活習慣に根気よく対峙し、ときには強い抵抗に立ち向かっている会員たちの姿は輝いています。彼女たちの熱い思いや、計画が成功した時の喜びは、お互い顔が見えている程に身近に感じられます。その根底には、世界のYWCAを貫く、女性の自立を育てる信念と連帯をしっかりと見ることができます。
(国際部委員 加山 従子)
購読案内
発行: 年3回 発行
年間購読料: 日本語: 1,000円 (送料込み) 英仏西語: 船便 3,000円/航空便 5,000円 (送料込み)
*日本語版は、英語版から約2〜3ヶ月後発行。
*英語版は、世界YWCA本部より直送。為替変動により価格変更の場合あり。
お問い合せ・お申込み:日本YWCA TEL 03-5367-1872

YWの窓 ひろしまの旅に参加して

 今年の夏、私は日本YWCA主催の「ひろしまを考える旅」に参加した。実は私にとって今回の旅が初めての広島訪問だった。ただ訪問しただけでは分からない広島の歴史や戦争について、実際に体験した方のお話を聞きながら町を巡ったことは本当に大きな収穫だった。同時に、大きな町の中に戦争の跡がひっそりと佇んでいるようにも見え、今後忘れ去られていかないだろうかと危惧する思いもあった。
 第二次世界大戦が終わって、今年で64年。当時、原爆の投下された広島の地に再び木々の命が芽吹くのは75年後であると言われたそうだが、翌年にはちゃんと新しい命は再生したという。それを聞いて命の力は本当に強いと感じた。私たちの未来は、平和で幸せな未来にすることもできるし、戦争で悲惨な未来にすることもできる。現代において、戦争が良いことであると思っている人は、本当にかなり少ないと思う。しかし、過去と同様に様々な事情によって致し方なく戦争の道を選ぶ可能性はいつでもどこでも起こりうることだ。
 平和とは黙っていればどこかからやってくるものではなく、皆が強く求め合う事によって一つ一つ作っていくものであると感じた。まさに「平和はつくるもの」である。これからいくら時間がたっても、戦争の悲惨さ、むごさ、そして決して繰り返してはならないということを後の世代に伝えること、そのような未来を作り上げることは、今地球上に生きている一人一人の責務であると強く感じた。

(職員 吉本沙矢香)

中国帰国者支援事業ランランクラブ

 「ランランクラブ」と聞いて、どんなクラブを想像しますか。「ランラン」は中国語では「朗朗」。そうです。文字通り、明るく楽しいクラブです。
 今、ランランクラブは近畿中国帰国者支援・交流センターの梅田教室で毎週月曜日に概ね五十歳以上の帰国者向けに開催されています。
 現在の登録者数は七十名近く。初回開催時には教室に入りきるかと心配したぐらいの人気クラブです。
 第一週は新聞を読む、第二週は太極拳、第三週は歌を歌う、第四週は健康について学ぶといった週替わりのプログラムですが、一番人気は太極拳。みなさん身体を動かすことが大好きで、専門の先生について身体と気を養っています。
 「ランラン」は梅田のほかに平野、京都、門真などへも拡張中です!

(専任講師 氏原 庸子)

近畿ブロックYWCA交流会

 9月19日(土)、大阪YWCAシャロン千里を会場に、京都・神戸・大阪の三市YWCA会員交流会が行われた。京阪神のYWCAに集う仲間が一堂に会していろいろ語り合いたい、という若い委員の思いが実を結んだものである。
 まず総合福祉施設シャロン千里を見学し、坂上信子施設長の説明を受けた。続いて、千里ハンドベルクワイアの演奏、会員手作りの昼食と和やかなひと時をもった。後半は、各市YWCAの活動紹介に続いて、大阪YWCA中山羊奈幹事による交流ワークショップで大いに盛り上がった。グループに分かれ、YWCAの頭文字を取っての言葉遊び。「Y・やっほ〜!! W・若々しく C・チャレンジ A・明日を創ろう」等々、あっという間に皆さん打ち解け、会場は熱気に包まれた。
 同じ思いをもつ仲間たちが再会を約束して終了。皆の心の中に何か熱いものが残った一日であった。参加者58名

(会長 片山 淳子)

YWCA川柳

◇MでなくWですよと念を押し  (MM)
◇気がつけばしゃかりきなりきYのバザー   (KS)
◇白髪染め気合を入れて九条行進 (YK)

ページトップ
│ イベントカレンダー │ 女性支援 │ 子ども・子育て │ 平和と環境 │ リーダーシップ養成 │ 国際交流 │ その他活動 │
│ お問い合せ │ リンク │ プライバシーポリシー │ 日本YWCA │ 大阪YWCA専門学校 │
財団法人 大阪YWCA : 〒530-0026 大阪市北区神山町11-12 TEL. 06-6361-0838 FAX : 06-6361-2997 MAIL : info@osaka.ywca.or.jp
Copyright (C) 2007 Osaka YWCA. All Rights Reserved.