大阪YWCAは、女性のエンパワメント、子育て支援、またNGO/NPOリーダーの育成、国際交流等の社会貢献活動をしています。

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大阪YWCA機関紙(2007年7月号) アーカイブ一覧へ
大阪YWCAでは機関紙を年9回(4/5、12/1、8/9月が合併号)毎月1日発行しています。
抜粋して内容をご紹介します。
第9条を愛する 日本のみなさんへ
見えていますか?沖縄の過去と現在
ケニア・ナイロビで世界YWCA総会7/3〜11
YWの窓 生きる力をたくわえる
釜山・大阪YWCA合唱団交流会
専門学校あれこれ〜日本語学科〜

第9条を愛する日本のみなさんへ

「第9条の会・アメリカ」の設立者であるチャールズ・オーバビー博士が、大阪での講演会(6月)を前に、日本の市民に向けたメッセージをくださいました。武器が無制限に手に入ることを保証するアメリカ合衆国憲法修正第2条の問題を語り、「地球上で最も暴力的な傾向の国」になってしまったと嘆いてもおられます。
「日本の皆さんだけが憲法9条を救うことができるのです」と訴えられるオーバビーさんのメッセージから、抜粋をお届けします。 (原訳:たかだ洋子、文責:編集部)
オハイオ大学名誉教授 チャールズ・オーバビー

あなたの国の憲法の、美しく知恵に満ちた第9条が施行されて60年が経ちました。第9条は、人間が人間である以上避けられない紛争というものに対処する手立てとして、戦争や暴力を未然に防ぐと共に、非軍事的・非暴力的方法で紛争を解決しなければならない、と述べています。
あなたの国の戦争放棄の第9条を、私は、この地球上の人類の殆ど全てからの情熱的な声・・・戦争終結を求める熱烈な声であると理解しています。第9条は、ただ単に日本の宝ではありません。第9条は全人類のものです。私は、第9条の知恵が、全ての国の憲法の一部になることを待ち焦がれています。そうなれば人類は、長年の忌まわしい「戦争の支配」によってではなく「法の支配」の下に、お互いの差異を解決し、紛争を処理するようになるでしょう。  
残念なことに、今現在は、『法の支配』よりむしろ『戦争の支配』への強い欲望を見せる指導者に、日本の皆さん、そしてアメリカの我々は苦しんでいます。私達の国の指導者達は、どちらも同じ病気に罹っているようです。それは、『軍事力が問題解決の方法であるというイデオロギー的な信条』という病気です。  第9条を愛する親愛なる日本の皆さん。この恐ろしい時代に、非暴力の方法を見つけ、あなたと私の国の両政府に、戦争放棄の第9条を葬らせないことが、今最も重要な課題です。
アメリカに住む私達の課題は、単独行動主義的・軍国主義的・新保守主義的な、傲慢な振る舞いをとっているわが国政府の軌道を修正することです。創造性を持って非暴力で思慮深く、協力的な関係を地球全体に実現するものへと変えていかねばなりません。 世界中で行われるアメリカの戦争に自衛隊を自由に使う、そのために第9条を破壊せよと、アメリカ政府は日本に圧力をかけていますが、これは、現代の最も悲劇的なことの1つです。
平和を願って

見えていますか?沖縄の過去と現在

5月25日、「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判」(以下「大江岩波裁判」)のため来阪した沖縄YWCA大城美代子会長を囲んで集いを持ち、この裁判の意図と沖縄での反応について、また、緊迫する辺野古の基地建設反対現場の状況について、聞く機会をもった。
大城さんと共に傍聴した公判について、そして、辺野古での抵抗運動についてレポートする。
(文責:編集部)
【大江裁判を傍聴して】
「大江岩波裁判」とは、慶良間列島における住民の集団自決は軍司令官の命令によるものとする、大江健三郎の著書『沖縄ノート』の記述について、「当時の司令官の名誉を傷つけ事実無根」と、2005年大阪地裁に提訴された裁判である。
傍聴を通して感じたのは、被告岩波側が証拠・証言から事実を積み重ねて論理的であるのに対し、原告側は伝聞に頼りがちで、扇情的な感情に訴えるような弁論であること。その割には準備書面を事前に渡さず、島名を間違えるなど、いかにも勉強不足、準備不足という感が否めない。
「誰が集団自決を命じたか」で争っているのだが、傍聴する者にとっては、詳しい事実が明らかになるにつれ、あたかも沖縄戦を追体験しているようである。この裁判を通じて、改めて「軍隊は住民を守らない」「武力を持った自国軍がいかに恐ろしい存在であるか」ということを痛感する。
おりしも国会では国民投票法案が可決され、軍隊を持ち戦争ができる「普通の国」になるべく、改憲を政府主導で進めている最中である。そして、教科書検定においては、文部科学省が「集団自決」が「日本軍によって強制された」という記述を、まだ係争中の「大江岩波裁判」を理由に日本史教科書から取り消させた。
37年前の著作に対しての裁判がなぜ今、現地の沖縄やマスコミに取り上げられやすい首都圏ではく、注目度の低い大阪でおこされたのか。大多数の国民が気づかないうちに、着々と戦争のできる体制づくりを進めるつもりでは?というつながりが見えてくる。大阪にいる私たちが、この裁判を傍聴・支援することが平和憲法を守ることにつながると確信している。
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に日本軍が関与したとする記述が高校の歴史教科書から削除された問題について、検定意見の撤回を求める意見書が、沖縄の41市町村のうち38で議決されている(6/13現在)。軍の関与は沖縄の人々にとって動かせない事実なのだ。
【緊迫する辺野古】
米軍再編の一環として普天間ヘリ基地移設が計画されている辺野古沿岸で、5月18日海上自衛隊の掃海母艦が出動しての異例の環境事前調査が強行された。環境に大きな影響を与える可能性のある事業は、環境影響評価法(アセスメント法)に基づき、調査の内容を明らかにした上での手続きが必要だが、那覇防衛施設局は、極秘に調査を進めている。非暴力で何とか調査をやめさせようと頑張るカヌー隊やダイバーを、海のグリーンベレー(特殊部隊)とよばれる海上自衛隊が文字通り蹴散らして、調査機器を設置した。
沖縄の人々の思いは、これ以上沖縄を、ジュゴンの住む美しい海をこわさないでほしい、大義なき戦争の後方支援基地となり、罪なき人々の殺戮に加担させないでほしいという、きわめてまっとうなものだ。
1日10時間以上も海上に出て、何とか調査機器設置を阻止しようとしているカヌー隊や海底で杭が打ち込まれるきっ先に手をふせて防いだダイバー達は、一般市民だ。その一般市民に対して自衛隊が威嚇し、海上保安庁もそれに加担している。このような行為は県民に銃口を向けるに等しい。しかし、全国紙やテレビなどでは取り扱いが少なく、辺野古で何が行われているのか、本土には十分伝わっていない。
「辺野古が緊迫しています。どうか辺野古に、命がけの戦いに、関心をよせて下さい。それが国のこれ以上の暴挙を防ぎ、ダイバーやカヌー隊の命を守ることにつながります。」と、今日も辺野古浜から切迫したメッセージが届く。
【完全非暴力の語りかけ】
夜明け、ときには未明。浜からカヌーは急いで出動。何としても作業船に近づき、舳先に群がり、しがみつかねば作業をされてしまう。雇われの警戒船が執拗に阻む。あるいは突っ込んでくる。そしてその外側に海上保安庁のおびただしい船が荒波を立てて私たちを転覆させようとする。私たちは完全非暴力直接行動を毎日確認の上、パドルさばきに賭けて掻い潜り突進。作業員と肉声で話のできるところに行く。「あなたのしていることで軍事基地がもっと出来るのよ、子どもたちを殺すことになるのよ、あなたの子どもに問われるよ、後悔しないように、もう止めようよ」。
恐ろしいし疲れる。しかし私たちの武器は弱さと人間の尊厳。海を歩いて来られるイエスを想う。陸では仲間たちが、日本中で、世界中で、新しい米軍再編成を止めるために考えられるだけの知恵を展開している。私たちを突き動かす力、これは神の国の兆しかと思う。
沖縄の生活者になる50年前まで和歌山県で育った私は、関西の関係者に身内でもあるかのように身を傾けて呼びかけたい。海上行動だけでは止められない。みんなでうねりを起こして欲しい。最新鋭の殺し合い施設をもう造らせるものかと。
(カヌー隊 平良堀 悦美)

ケニア・ナイロビで世界YWCA総会7/3〜11

“世界YWCA総会は、4年に一度、世界中のYWCA会員が集まって、4年間の運動方針を決めたり代表を選んだりする場です。この機関紙7月号が発行されるころ、ケニアの首都ナイロビにて、その世界総会が開かれます。(4年前はオーストラリア・シドニーで、その前はエジプト・カイロ、その前は韓国・ソウルで開かれました。)  今回は、まず臨時総会で会則改正が議決にかけられます。それから、他団体からの参加者も迎えての国際女性サミットを間に挟んで、最後に通常の総会、という日程です。日本からは、議決権をもつ代議員6人と、傍聴10数人が参加します。大阪Yからは、雀部真理さんが代議員、上田理恵子さんと鹿野幸枝さんが傍聴で参加。上田さんは、総会前の若い女性の会議にも参加します。 雀部さんは、世界Y常任委員選挙に、日本Yから立候補。本人は、「ダイナミックでインパクトの強い世界の女性たちに埋もれて、よう目立たんわ・・」と意外と小心なところを見せていますが、結果はいかに?? 会長職には、韓国、オーストラリア、ヨルダンから候補者が立っています。  今回の総会では、「HIV/AIDSと女性」が大きく取り上げられます。来月号での報告、そして9月(予定)の報告会をお楽しみに!

YWの窓 生きる力をたくわえる

6月9日(土)、元小学校・高校教諭で詩人の佐伯洋さんをお招きして、子どもが生きる力を蓄えるためには何が必要か、考え合う会を持ちました。 『いじめ問題、少年事件の根っこには、子どもが自分自身のことを愛せないという問題がある。この自尊感情が日本の子どもはとても低く、7割もの子どもが困った時に助けを求める人がいないというアンケート結果。子どもは依存しつつ自立できる存在。自分がありのまま受容されるからこそ本当の自分を生きる力が湧き出る。ところが、子どもを競争・序列・比較に置き、緊張と焦りをあおる管理教育が子どもの孤立と不安を増大させてきた。子どもの事件が起こるたび親や先生が批判の矢面に立たされるが、教育行政の責任は大きい。先日の旧教育基本法10条の改訂により、これまで行政の管理を制限して教育の自由を守ってきた条項は、「政府や国が教育施策を総合的に策定して実施する主体となる」という条項に180度変わった。実際、この春には全国の小6と中3生に、生徒を序列化する学力テスト実施が始まった。国家教育を推し進め、国の言いなりになる教員集団を作り、地方の教育委員会に国の圧力を強める教育三法の改訂は、ますます子どもの自尊感情や「今ここに生きる力」を奪ってしまうことになる。』 以上のようなお話の後、「今できることは、情報を共有し、小さな集会をいくつも積み重ねて党派や主義を超えてつながり行動すること」との言葉に深く共感。集いを創る仲間がいることに感謝しました。
(会員 奥村知亜子)

釜山・大阪YWCA合唱団交流会

2007年10月に姉妹提携をした韓国釜山YWCAより合唱団が来阪され、大阪YWCA千里合唱団・ハンドベルクワイアとの交流が行われました。

流暢な韓国語が時々入った司会で交流会は始まりました。鮮やかなピンクのドレス、そして美しい歌声に、思わず「きれいね」と感嘆の声がもれてしまうほど・・・。「とても上手な合唱団」という前評判通り!私たちの歌とハンドベルもご披露して、会員の方々が準備して下さった心尽くしのおいしい昼食を一緒にいただきました。ジャンケンゲームで大いに盛り上がり、楽しい笑い声が会場を暖かく包んだようでした。もっとことばが通じれば・・・と思ったのは、私たちだけではなく韓国の方々もきっと同じ思いだったことでしょう。しかし最後に手をつなぎ共に歌った時、心から暖かく感じたことは、嬉しい経験でした。「今度はあなた方が韓国に来る番ですよ!」というあたたかいお言葉をいただきました
“さ〜て、どういたしましょう?”

(会員 山本宣子)

専門学校あれこれ〜日本語学科〜

「私の国を紹介します」
日本語本科では、様々な国からやってきた留学生達が日本語を学んでいます。出身国は、中国、台湾、韓国、タイ、メキシコ、イギリス、ロシア、アメリカ、ニュージーランドです。今回は、3人にインタビューしました。(聞き手:日本語学科職員)

◆Mさん(中国)
中国の西の果て、ウィグル自治区からやってきました。ウィグルではイスラム教徒が多いため、豚肉を食べません。メインは羊肉です。ウィグルの羊は、山の塩分の多い草をよく食べているので、とても美味しいです。世界で一番美味しいと思います。
◆Cさん(ニュージーランド)
私の国では人間の数より羊の数の方が多いです。(人口の約13倍!)そして、日本と同じ海に囲まれた島国ですが、あまり魚は食べません。多くて月に1回か、私の家では年に1回くらいです。日本では魚をそのまま食べたり、野菜と一緒に煮込んだり、いろんな形の食べ方があるのが珍しいと思いました。でも私は日本に来た今でも魚はほとんど食べません。
◆Jさん(イギリス)
タイタニック号が出航したサウスサンプトンという町で生まれ育ちました。 イギリスではクラブカルチャーが盛んで、若者は週末になるとよくクラブで踊ります。知らない人でもすぐに仲良くなります。日本ではあまり盛んではないと思いますが、私は日本のクラブがとても好きです。時々、変な格好をして踊ったり、面白い演奏をしていたり、自由なスタイルがいいと思います。

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