平和憲法9条を堅持の活動を推進しています。あらゆる「暴力」を否定し、「積極的平和」を実現するために行動します。

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りさ〜ら
大阪YWCA国際部パレスチナグループ
ニュースレター(2014年8月1日発行 第36号)
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※”りさ〜ら”とは、アラビア語で「手紙」「伝言」という意味です。
「わたしたちの問題」としてのパレスチナ〜パレスチナYWCAからの声に応えて〜
今年のラマダーン
パレスチナ猫・パレニャンにきく中東ニュースの小窓(4) 「日本とイスラエル・パレスチナ」
抗議文:イスラエルによる占領政策に反対し、ガザ空爆・地上侵攻の即時停止を求めます
パレスチナグループ活動報告
パレスチナグループは仲間募集中

「わたしたちの問題」としてのパレスチナ〜パレスチナYWCAからの声に応えて〜

 引き分けに終わったワールドカップギリシア戦に日本中がため息をつき、自民党による集団的自衛権行使容認の閣議決定準備が大詰めを迎えていた6月21日。パレスチナYWCA総幹事ミラさんから、一通のメールが届きました。「イスラエルの若者3人が行方不明になった事件をきっかけにイスラエル軍と入植者の暴力がヨルダン川西岸地区全体で激化、370人のパレスチナ人が拘束され、4人が死亡、少なくとも7人が重傷を負った。どうかパレスチナの難民や子どもたちのために祈り、あなたの国の政府に対して働きかけてほしい」。パレスチナYWCAが、世界に向けて発信した緊急アピールでした。(全文は日本YWCAホームページ、トップページ7/9のNEWS)

 その翌週には若者たちの遺体が発見され、イスラエル首相は公然とパレスチナへの復讐を宣言。ガザ地区への空爆に続き、とうとう地上侵攻が始まり、20日あまり経った現在のパレスチナ人の死者は1,118名。その大半が非武装の一般市民で、数多くの女性や子供が犠牲になっていると伝えられています。家を失った人は2万4千人以上。24万人を超える人々が国連施設などに避難しています。(2014年7月29日現在)

 一般市民に死者が多いのは、イスラエル軍が主に「民家」を攻撃しているからだ、と、国連は報告しています。赤十字の病院を含む医療機関や学校、上下水道施設など、ガザの人々にとってなくてはならない生活施設が空爆の対象になっており、その非人道性と、国際人権法を無視した攻撃に非難の声があがっています。

 しかし、日本のテレビや新聞は、人道面について触れることはあっても、国際法違反の面をクローズアップすることはほとんどありません。対して、国連や人権団体はもちろん、英国ブレア首相をはじめとする各国首脳、欧米を中心とする大手メディア、そしてパレスチナYWCAからの2回目のアピールも、論点の中心をイスラエルの攻撃が「集団的懲罰」であること、しかもそれが「民間人を狙った攻撃」であることの二点に置き、ともに国際法違反であるとイスラエルを強く批判しています。

 日本の大手新聞が、イスラエルのガザ攻撃を、あくまで「復讐と暴力の連鎖」「まきこまれる一般市民」といった情緒的な言葉で表現し、明確な国際法違反である「集団的懲罰」だと、そして、一般市民は「まきこまれ」ているのではなく「イスラエル側がミサイル攻撃のターゲットにして」いるのだと書けないのはなぜでしょう。わたしたちの社会は、自民党の強引な憲法解釈が通ってしまうほどに、憲法や国際法といった、通常の法律より上位にくる法に対する意識が薄く、それがこのような報道を許す一因になってしまっているのかもしれません。

 毎日新聞の報道によると、昨秋ある国立大学で約100人の学生にきいたところ、限定的容認を含めて半数以上が行使容認に賛成する一方で、日米同盟について「強化」を求めた学生は2割もいませんでした。7月17日付毎日新聞の論説は、「若い世代は盲目的な対米従属を良しとはせず、日本の自主的な外交と自立を望んでいる」としています。それを実現するためには、「紛争が止まないこの現実の世界のなかで、わたしたち日本人は、平和のためにどうしたいのか」という論議が早急に必要なのはいうまでもありません。パレスチナは、わたしたちの弱点を浮き彫りにし、わたしたちに課題をつきつけています。「あなたたちは、パレスチナの、そして世界の平和のためにどうしたいのですか?」と。パレスチナは、平和を求める人々にとっては決して人ごとではなく、あくまで「わたしたちの問題」なのです。

     

(パレスチナグループメンバー 梅澤昌子)

今年のラマダーン

 イスラーム世界で「ラマダーン」と呼ばれる断食月は、世界中のイスラーム教徒にとって聖なる連帯の月です。断食明けを祝う祭りは最大のお祭りで、子ども達は「お年玉」をもらって晴れ着を新調し、親類同士が訪問し合って共に食卓を囲みます。今年は7月28日が断食明けでした。大阪YWCAパレスチナグループがつながりを持つ、西岸地区・ベツレヘムにある子どものための文化施設「アジアール」のメンバーであるハーレドさんが、Facebookにこんなことを書いていました。内容を紹介していいかと尋ねると、叫ぶようなイエスの答が返ってきました。

今年のラマダーンは、パレスチナーイスラエル紛争の歴史の中で最悪の流血の惨事となってしまった。イスラエルは非人道的で野蛮な行為を隠そうともせず、子ども達を含む無実の人々の命の上に生きている。1000人を超える犠牲者はほとんどが子ども、年老いた人々や女性で、6000人に上る一般市民が負傷し、何千もの家や教会、モスクが破壊されても、攻撃はまだ続いている。
これは夢なのか現実なのか・・・ガザ中の子どもが死んでいる幻影を見たような気になり、ショックで目が覚める。明日はラマダーン明けのお祭りの初日だが、ガザではパレスチナ人の血が今も川のように流れている。断食明けの祭りは、世界中のムスリムの子ども達にとって、1年のうち一番の楽しみだが、誰がガザの子ども達に元の生活を返してくれるのだろう。ガザの子ども達の汚れた顔に奪われた笑顔が戻ってほしい。一緒に祭りを祝うはずだった父や母を彼らに返してあげてほしい。平和がこの「聖地」に訪れんことを! 

(翻訳:宮崎祐)

パレスチナ猫・パレニャンにきく中東ニュースの小窓(4) 「日本とイスラエル・パレスチナ」

ゲスト:Y田ブルシェ博士

ブルシェ:
パレニャン、ガザで人がたくさん殺されている真っ最中に安倍首相率いる日本政府は、新しく決まった防衛装備移転三原則に基づいて、ミサイル部品輸出を開始したね。

パレニャン:
そうなんだニャ。防衛省は「米国がイスラエルに供給しているミサイルにも使用される可能性もある」とハッキリ言っている。なかなか堂々としてるニャ?。

ブ: 感心している場合じゃないぶる☆イスラエルは、首相自ら「これは戦争だ!」 と言ってる紛争当事国ぶるっ!

パ:それが、新三原則では、紛争国の要件に「国連安保理がとっている措置の対象国」とあるから、米国の反対で決議が降りないイスラエルは紛争国ではないということになるんだニャ。「輸出」を 「移転」にしたり、「武器」を「防衛装備」と言いかえたり、安倍さんは言葉の使い方がうまい
ニャ?。

ブ: そんな口先にだまされないぶるっ! F35戦闘機の部品の4割は日本で作られるというし、そん な「ほぼ日本製の武器」で、パレスチナの子どもたちが殺されたりしたら・・・ぶるるっ。そうならないようにこれからもツイッターでつぶやくぶる☆ NO NUKES! Stop Bombing in Gaza!  

◆Y田ブルシェちゃんにはツイッターで会えます。Y田ブルシェ@YWCAchan チェックしてみてぶる?☆

◆大間原発を知って、考える?ブルシェちゃんと行くスタディツアー? 10/12、13開催!日本YWCAホームページ参照

抗議文:イスラエルによる占領政策に反対し、ガザ空爆・地上侵攻の即時停止を求めます

このたびガザ侵攻に抗議し、大阪YWCAでは下記の通り抗議文を作成し、イスラエルと日本両政府に対して侵攻の即時停止を要請しました。

 2014年7月18日


駐日イスラエル特命全権大使 ルツ・カハノフ 様
内閣総理大臣 安倍晋三 様

大阪YWCA
会長 小澤裕子
総幹事 中山羊奈

イスラエルによる占領政策に反対し、ガザ空爆・地上侵攻の即時停止を求めます

 イスラエル軍によるガザ空爆が激しさを増し、17日夜からは地上侵攻が始まったと報じられています。2014年7月8日から16日にかけての9日間ですでに213名のパレスチナ人が殺害され、1,500人以上が負傷。主な犠牲者は非武装の女性、子どもを中心とした市民であると報じられています。1,300棟以上の家屋が空爆で破壊され、住む家を失った人は8,000人を超えました。空爆の主たるターゲットとなっているのは住居で、そこに住む女性や子ども、近所の住民などの一般市民が数多く犠牲になっています。ピライ国連人権高等弁務官は「住居に対する攻撃は国際人権法違反である」とイスラエルを激しく批判しました。

 パレスチナYWCAは、イスラエル・パレスチナ間の緊張が高まった先月下旬から、世界YWCAのネットワークを通してアピールを発信、イスラエルによる激しい暴力に晒されているパレスチナ人の人権の保護、特に、弱い立場にある女性と子どもの人権を守ることを国際社会に訴えてきました。私たちはパレスチナYWCAの訴えを支持し、占領政策とあらゆる暴力に反対します。ガザ地区に対する攻撃は軍事力を行使した虐殺行為であり、強くこれを非難するとともに、下記の通りイスラエル政府に抗議します。そして、国際社会を形成する一員である日本政府・外務省に対しても、次の行動を起こすよう要求します。

イスラエル政府は;
 *国際法を遵守し、直ちにガザ攻撃を中止する
 *ガザの封鎖を解除し、移動の制限をなくす
 *国連決議で定められたパレスチナ領土への侵食を続けている入植活動を直ちに止め、 パレスチナ住民から奪った土地や水資源を返還する

日本政府・外務省は;
 *沈黙は暴力の容認である。主権国家としてイスラエルに対しガザ攻撃を直ちに止めるよう働きかける
 * 平和国家としてイスラエルに対する武器供与を行わない。

公益財団法人 大阪YWCA
〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町11-12
Tel.06-6361-0838 Fax.06-6361-2997 Email:info@osaka.ywca.or.jp

 

パレスチナグループ活動報告

★主催イベント:パレスチナの今にふれる夕べ
 ─大阪YWCA マクハ パレスチナ

2013年11月30日(土)

マクハ(アラビア語でカフェという意味)をひらきました。オリーブ収穫ツアーに参加し、パレスチナを訪問してきたばかりのメンバーからの報告を中心に、アラビア語ネイティブのゲストによるアラビア語の詩の朗読、また、リーディングボランティアのメンバーによるアラブの物語の読み語り、そしてパレスチナの料理を試食していただく時間もつくりました。メンバーお手製のフムス(ひよこ豆のペースト)は、現地で味わったことのある参加者の方々から「本場の味!」とお墨付きをいただき大好評でした。パレスチナを身近に感じてもらえる機会になったのではないかなと思います。

★ワンワールドフェスティバルにワークショップを出展

2014年2月1日(土)

「パレスチナ問題に詳しい」人でなく、「関心あるけど、実のところどうなっているの?」という人大歓迎!というスタイルで、ワークショップを行いました。今パレスチナで起きている「壁」の建設のこと、水資源などのエネルギー問題、家屋破壊の実際などを映像や資料を交えてお話しし、最後には参加者でパレスチナの平和のためのこんなNGO、あったらいいんじゃない?というアイデアをまとめ、発表しあいました。

 

★共催イベント:「パレスチナ・ガザ最新報告 〜極限封鎖の中で生きる人々を訪ねて〜」

2014 年 3 月 22 日 (土)

日本国際ボランティアセンター(JVC)主催の現地報告会を大阪YWCAにて開催しました。JVCの現地調整員(ガザ事業担当)としてパレスチナに赴任されている金子由佳さんよりお話を聞きました。ガザでの栄養失調予防事業での女性たちとのやりとりを通して、日常の暮らしぶりにふれることができ、そこで生きる人たちの息づかいがすごく伝わってきました。女性がリーダーシップを発揮するのを見守り支える金子さんの現地での取り組みやその眼差しに心動かされました。占領下のガザの人々に思いを寄せ、パレスチナの平和を願う個人が集い、つながりを深めることにもなった報告会でした。

パレスチナグループは仲間募集中

「りさーら」の編集、イベントの計画など、一緒にしませんか?
月に1回程度集まってミーティングしています。
ぜひお気軽にご連絡下さい。

大阪YWCA国際部委員会
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e-mail info@osaka.ywca.or.jp(担当:木下)

 

 
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