阪神大震災救援活動
ボランティア募集と研修


 年2〜3回募集を行い、ボランティア研修を実施してから活動に 参加するシステムを実施している。また年2〜3回のボランティア 経験者研修を実施している。


[ボランティアの活動]

1.こころのケアプロジェクト
  (被災者との対話を通して心の癒しのお手伝いを)
 2泊3日の巡回訪問から始まり、現在は仮設住宅訪問ボランティア (週1回)のボランティアの育成と訪問活動に力をいれている。
 訪問地域:灘区(大和、高羽、寿)、西宮市(枝川町)、 大阪市(淀川)

2.こどものためのためのプログラム
(1)こうべキッズ・ビタミンIプログラム
毎月1回の例会と年数回のキャンプを実施している。
(2)わいわい神戸っ子
年間を通して、子どもたちと遊びをとおしたふれあいを行っている。


[連 絡 先]

  大阪YWCA(財団法人 大阪キリスト教女子青年会)
  こころのケアプロジェクト
  〒530 大阪市北区神山町11−12
   06−361−0838 FAX.06−361−2997


[セミナー]

第5回阪神・淡路大震災支援プログラム'97
連続セミナー

市民ボランティア実践講座

日 時:<第1回> 6月20日(金) PM1:30〜4:00
    <第2回> 6月27日(金) PM1:30〜4:00
    <第3回> 7月 4日(金) PM1:30〜4:00
    <第4回> 7月11日(金) PM1:30〜4:00

場 所:神戸YWCA (阪急「王子公園」JR「灘」から徒歩10分)

対 象:ボランティア活動を希望している方
    現在ボランティア活動を行っている方

参加費:無 料(資料代 1,000円) 申込先:大阪YWCA こころのケア・プロジェクト
    TEL.06(361)0838  FAX.06(361)2997

<プログラム>
日  時内  容
6/20(金)
 1:30〜4:00
(1)オリエンテーション、ボランティアとは何か
(2)ボランティアのための「人間理解と対人援助」研修
  講 師:金香百合
6/27(金)
 1:30〜4:00
(3)被災地支援活動および仮設住宅の現状と問題点
  報告者:楠本節子、阿部元則 他
(4)訪問ボランティアの心構え  リーダー:楠本節子
7/ 4 (金)
 1:30〜4:00
(5)ボランティア現場実習
   グループ別での仮設住宅訪問(灘区/高羽・寿・大和)
7/11(金)
 1:30〜4:00
(6)ボランティア現場実習
   グループ別での仮設住宅訪問(灘区/高羽・寿・大和)
(7)評価検討と今後に向けて/話し合いと交流

<講師およびリーダー(道先案内人)>
金香百合(大阪YWCA専門学校専任講師/大阪YWCAこころのケア・プロジェクト アドバイザー)
楠本節子、阿部元則(大阪YWCAこころのケア・プロジェクト 仮設訪問灘グループメンバー)
*YWCAが考える「仮設住宅訪問ボランティア」とは‥‥
 大阪YWCAこころのケア・ネツトワークのボランティアの役割は「聴く」ことでした。
 被災直後、被災した方々が語るままに被災の状況を聴き、心情を聴き、現状を聴き、悩みを聴き、これらの思いを聴く。聴くことそのものが被災した方々への支援でした。そして、その聴いた内容に応じて、聴くこと以外でも私たちに求められたサポートは可能な範囲を見極めつつ、これを実施してきました。
 「聴くこと」それに「応答」し「寄り添っていく」ことがボランティアの役割です。しかし、被災地域の状況変化と回復度合いの多様さの中でどのように「応答できるのか」どのように「寄り添えるのか」は日々答えを自分たちで探しだしていく大変な作業であり、これからも一番重要なことだと考えています。また同時に、ボランティアにもこころのケアは必要であり、それをどう実現していくかが大切なことと考えています。

主催:神戸YWCA・大阪YWCA
問合せ先/大阪YWCA 〒530 大阪市北区神山町11−12
     TEL.06(361)0838


こころのケア・ネットワーク]| [子どものためのプログラム]| [緊急救援活動]| [阪神・淡路大震災支援活動報告書]| [1996年度活動報告