この2年のコロナ禍によって、突然つながりが断たれたり、先の見えない不安に押しつぶされそうになったりと、わたしたちの誰もがふと孤独や閉塞感を抱くときがあったと思います。コロナで可視化された心の問題だけでなく、それ以前から抱えていた“生きづらさ”の理由を理解し、また現在苦しみの中にいる人にどんな寄り添いができるのかを5回の講座を通して学びます。
大切な人と豊かな関係を築くために part1、part2
恋人、夫婦、親子、友人などといったみじかな人間関係の“生きづらさ”について考え、“よい関係”を築くためにどんなアクションができるかを学びます。
講師:井ノ崎 敦子(徳島大学キャンパスライフ健康支援センター、臨床心理士/公認心理師)
生きづらさをのりこえて〜学校から社会にでてぶつかる発達障がい者の困りごと〜
学校や社会で浸透してきたはずの合理的配慮。「どういう場面で“生きづらさ”に直面するのか?」「合理的配慮とは何か?」を考えなおしてみませんか? 本人、家族、社会が発達障がいの特性を受容し、幸せに生きるために、わたしたちには何ができるのか一緒に考えましょう。
講師:上好 功(特別支援教育士、特定非営利活動法人燦然会代表理事)
「かけがえのないものを失う」ということの理解
喪失体験とはたいせつなひととの死別だけに限らず、社会的な役割が果たせなくなったり、経済的基盤が揺らぐことによって起こる自己効力感の喪失や、環境の変化による喪失もあります。「失ったもの」と「起こり得る変化」を知ることで、今できることが見つかるかもしれません。
講師:米虫 圭子(京都産業大学学生相談室 主任カウンセラー、臨床心理士/公認心理師)
自殺に傾いた人のための相談支援
「ここにいてもいいのか」という思いを抱く人に出会ったとき、何ができるのでしょうか。適切な対応をするために支援の方法を知っておく必要があります。講義やロールプレイを通して傾聴の入口を学び、体験します。
講師:都村 尚子(関西福祉科学大学大学院 社会福祉学研究科教授)
【日 程】@2022年9月17日(土)A9月24日(土) B11月19日(土) C2023年2月4日(土) D3月17日(金) 【時 間】@〜C 午後1:30〜3:30 D 午前10:00〜午後3:00 【講 師】日程スケジュール欄 参照 【対 象】テーマに関心がある方、これから対人支援に携わりたい方ならどなたでも 【定 員】各回25名程度 【会 場】大阪YWCA本館 (新型コロナウイルスの感染状況によっては、オンライン講演会に切り換える可能性がございます。その際は事務局から参加の可否をうかがいますので、予めご了承ください。) 【参加費】単発受講@〜C 3,300円 単発受講D 4,200円 全5回 16,000円 【申込方法】お電話、FAX、メール、来館 【締 切】各回1週間前までにお申し込みください。 【主 催】公益財団法人大阪YWCA講座部