<目 次>
◇『パレスチナYWCA支援・オリーブの木キャンペーン推進』
●アフターヌーンティーパーティ:6/12(日)15:00〜 を開催します。
●パレスチナYWCA青年を囲んで:8/21(日)18:00〜 を予定しています。
●他にも、後半は「講演会」をやろうか・・キャンペーン進捗状況をどのようにお伝えしていくか・・などをパレスチナグループとしてもアイデアを出し合いながら進めていますので、お楽しみにしていてください。
今年度もやります!!
『パレスチナYWCA支援・オリーブの木キャンペーン推進』
2004年度は、キャンペーン推進のためのリーフレットを作り、9/11には、キャンペーンを知ってもらうためのコンサートを企画・実施しました。おかげさまで1年目は目標の10万円をパレスチナYWCAに送ることができました。御協力ありがとうございました。
私たちは今年度(2005年度)も引き続き、このキャンペーンを継続していきます。キャンペーン内容は、下記のとおり予定しています。
大阪YWCA会員(大阪狭山市在住、最寄り駅南海電鉄泉北高速線「金剛」駅)による手作りのホームパーティと称して、手作りのケーキやサンドイッチなどをいただきながら、ピアノ・フルート・独唱などの音楽プログラムを予定しております。また、キャンペーンアピールもこの場でさせていただきます。
*来日予定のパレスチナYWCA青年を大阪に迎えて「囲む会」を行います。詳細は次号にて。
パレスチナグループ4月度 勉強会報告
この映画は、第2次インティファーダ前のものになるので、やや古いかなと思いながら見始めたのですが、なかなか見ごたえのあるものでした。
内容は、パレスチナ・イスラエル双方の子ども数人に対して、映画監督が1年以上もそれぞれの子ども達に密着し、取材をとおして彼らの考えを聞き出し、映画におさめているというドキュメンタリータッチのもの。彼らは、まだ小学校高学年程度の少年・少女達であるにも関わらず、強硬な思想を持つものもいれば、相手のテロ攻撃を認めてはいないが、必ずしも自国政府の相手を弾圧するというやり方に賛成できないというリベラルな考えをもつ少年もいたりして、画一的なパレスチナ・イスラエルだけでないものも映しだされていたと思います。この映画を鑑賞して、私たちから何か建設的な意見がでたかと言えばそうではないのですが、また別の側面から、この問題を考える機会になったと思います。
(大阪YWCAパレスチナグループ 0)
アルカサバ・シアター「壁-占領下の物語U」観劇記
舞台の上に再現された高さ8メートルの「壁」は、下にコロがついていて、動かせるようになっています。エピソードの変わり目ごとに役者たち自身が「壁」のレイアウトを変え、様々な視覚的イメージを作り出しました。BGMは「くるみ割り人形」から「こんぺいとうの踊り」。「壁」という重いテーマとは対照的な明るい音色のかわいらしいこの曲を組み合わせたのは、ジョージ・イブラヒーム監督のセンスでしょうか。劇中には、アラブの伝統的な弦楽器「ウード」の演奏にあわせて歌ったり踊ったりするシーンもありました。パレスチナ人なら観客も一緒に手拍子をとったかもしれません。
演劇には第三者に現実を伝えるという働きと、当事者の感情を昇華させる働きと二通りあるのだと思います。今回の舞台にも「壁」の現実を外の世界に人たちに知って欲しいというメッセージと、現実をどう生きるかと言う自問をこめたシーンが交錯していました。その都度、私の心もぐっと彼らに寄り添ったり、少し距離を置いたりしながら見た舞台でした。
(福岡YWCA職員)