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子どもと子どもの本の講座
子どもと子どもの本の講座の特色

子どもと本をつなぐ掛け橋に
絵本の読み聞かせ
ストーリーテリング
図書館・学校ボランティアの児童サービス
児童文学をたのしむ特別講座
はじめに

なぜ子どもは、本を読んでもらったり、お話を聞かせてもらったり
することをよろこぶのでしょう。よろこびの体験は子どもの心の成
長をたすけます。絶えず成長しつづける子どもは、成長の糧とな
るものに自らすすんで手を伸ばします。子どもにとって、真によろ
こびとなり、心の糧となる作品が、いつも子どもの手のとどくとこ
ろに置かれているでしょうか。児童文学のゆたかな世界を子ど
もがたのしむために、大人は何をしたらいいのでしょうか。

本を読んでもらったり、お話を聞かせてもらったりするうちに、子どもはたのしみながら児童文       学の世界へと足を踏み入れていきます。子どもたちの手をとって、いっしょに歩くことができるよう     に、私たちが、まずたのしんで子どもの本を読み、子どものことを知り、互いの経験を話し合い      ながら考えていきたいと思います。

講座監修 上田(上條)由美子 大阪YWCA千里子ども図書室代表

講座の概要
Ⅰ 読み聞かせボランティア養成コース
子どもにとって、本を読んでもらうことは、心を育てる糧となります。
では、どんな本をどのように読んだらいいのでしょう。
子どもたちが、たくさんのよろこびをあじわえるように、家庭でするとき、
また、グループを対象としたときなど、いろいろな場合に応じての
本の選び方や読み方を学びましょう。
Ⅱ ストーリーテラー養成コース
子どもにとって、お話を聞かせてもらうことは、心を育てる糧となります。
では、どんなお話をどのように語ったらいいのでしょう。
子どもたちが、たくさんのよろこびをあじわえるように、家庭でするとき、
また、グループを対象としたときなど、いろいろな場合に応じての
お話の選び方や語り方を学びましょう。

* ストーリーテラーとは、「お話」を覚えて語る人のことです。
Ⅲ 図書館員や学校ボランティアのためのコース 
「子どもと本をつなぐ仕事・児童サービス」
 "いま、読書が再認識されています。そこで、子どもと子どもの読書について、
理論と実践を実情を踏まえて共に学びましょう。具体的には、公共図書館の
児童サービスや学校図書館活動について、子どもと本を結びつける観点から
扱います。ボランティア活動を視野に、基礎・基本から、子どもに関わる日常
業務や活動、全般の理解を深めていきましょう。

「関西学院千里国際キャンパス図書館の実例」
 当キャンパスには、中学・高校・インターナショナルスクール
(幼小中高)を併設しており、図書館はすべての生徒が使う場所です。そして
多くのカリキュラムの中で探求型学習が実施されています。小・中学生が
図書館を使って学習するにあたり、どのように教員と司書教諭が協働し
進めているかを中心に、学校における図書館利用の事例をお話しします。

「はじめてのブックトーク」
 学校図書館などで求めらることが増えてきたブックトークは、
かくれた読者を発掘するために本を紹介する技術です。
まずは1人に一冊の本をどうすすめるか、では2冊、3冊なら・・・と考えるもよし。
大人数にむけて基礎からじっくり学んで考えるもよし。

       
Ⅳ 読み聞かせ・おはなしブラッシュアップコース 
「子どもとわらべうた」
 わらべうたを歌ったり、絵本を読んだりして、それらの作品の力をさぐってみましょう。子どもと遊ぶ小さな道具も作りましょう。

「もう一度読んでみる」
 アリソン・アトリーの残したエッセー「Ambush of Young Days」の中から『農場にくらして』(岩波少年文庫)の背景とかかわりのあるところを読んでたのしみましょう。
Ⅴ 児童文学をたのしむ特別講座
「児童文学をたのしむ特別講座」 ~講師からのメッセージ~

田辺  欧:5月28日(月)・6月25日(月)14:00~16:00 
        アンデルセン童話や小説のなかには数多くの動物、なかでもさまざまな鳥が登場
        します。それらの鳥は各々の作品のテーマと関わりつつ、同時に作品のシンボル
        としての機能を果たしています。
        アンデルセンの影響を多分に受けた近・現代の北欧児童文学のなかにも、この
        鳥たちのイメージは確実に引き継がれています。今回はモチーフを「鳥」に絞って、
        北欧の児童文学者たちが「鳥」に何を託そうとしているのかを読み解いていきたい
        と思います。

田中友子:11月19日(月)
        20世紀に社会主義時代を経験したロシアの絵本史は、私たち日本人にとっても
        多くの示唆を含んでいます。ウクライナ民話「てぶくろ」の類話を紹介しながら、
        E.ラチョフが挿絵を描きロシアで出版されたふたつの『てぶくろ』を中心に「共生」
        の問題について考えてゆきます。

田中泰子:12月17日(月)
        私は1960~65年の「雪解け」期にモスクワの大学で学びました。その後2年間、
        大阪外大とソ連教育省の交換制度に基づいてペテルブルグ大で教鞭をとりました。
        ソ連崩壊後は隔年ぐらいにロシアで数週間暮らし、崩壊後ロシアの子ども達が
        どんな暮らしをしているか、何を考えているかを見てきました。ソ連崩壊後20年
        経った今、そこで、特に児童文学・文化の分野で見聞きし、驚き、あきれ、感動した
        こと等を思い出してみると、そこに、私達が日本の子ども達の文学・文化を考える
        際の問題点がたくさんあることに気がつきました。それをお話しします。

上田由美子:2月18日(月)
        『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』(福音館書店)に収めた12編のほかに著書の
        ブリスリーは、60編ほどのお話を書いています。まだ訳されていない残りの作品の
        中からひとつ、ふたつ、たのしいものを選んでご紹介したいと思います。

上田由美子:3月18日(月)
        『こすずめのぼうけん』、『チャールズのおはなし』(以上、福音館書店)など、すぐ
        れた幼年向きの物語の語り手、ルース・エインズワースのまだ訳されていない
        作品のいくつかをご紹介いたします。読み聞かせにも向くよい物語の魅力をたの
        しみましょう。

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