◇YWの窓
「私と中国との国際交流」
◇男の目
「イヌの寿命、ヒトの寿命」
[四面]
◇「公益法人制度がかわります」
その他
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YWCAに充実感!
私がYWCAに行き始めたのは、4歳の娘の英語教室を探しているときでした。他にも子ども向けの講座があると聞いて、早速通い始め、もう1年半です。ここに通っているお母さんたちのパワーにいつも圧倒されながらも、とっても刺激になります。娘と2人で、公園めぐりをしていたときとは、違う充実感を感じられて、いまここに通うのが、とても楽しいです。自分の祖母のような方にお料理を教わったり、もう、お子さんが大きくなった人たちの話を聞いたりしていると、今、娘と2人でいろいろと出かけられる時代を大切にしなくては、と感じています。いろんな方とで出会うことができたYWCAに感謝するとともに、これからもよろしくという気持ちです。 (I.H)
食事ボランティアに参加して
毎月第4月曜日にシャロン千里で開催されている高齢者対象のお食事会にボランティアとして参加させていただいた。コーラスの時、またハワイアンの時あり、落語等その時々を楽しんだ後、歓談しながらのお食事、という二時間のプログラムである。ボランティアは会場作りや配膳のお手伝いのみだが、それ以前に会の運営が数え切れない程多くの方々の働きによって支えられていることを知った。
私はまだ経験が浅く、YWCAとは女性の視点から様々な社会問題に取り組んで活動する団体である、という程度の理解しかないが、一つ一つの活動が、企画から実践に至るまですべて女性によって成されるというところに大きな魅力を感じた。これからも少しずつ学ばせていただきたいと思う。 (K.K.)
心のこもったコーヒーを
私は定年退職した後、ボランティアに目覚めた。自宅に近いシャロン千里を訪ねて、デイサービスの利用者たちにコーヒーをサービスする役目を戴いた。私はそれまでにコーヒーや台所とあまり縁がなく、慣れない手つきで一生懸命コーヒーを入れた。試行錯誤しながらのコーヒーだったが、利用者たちが、美味しかったありがとう、と素直に感謝してくれるのに感動して、まともなコーヒーを作ろうと決心した。時折各コーヒーショップで試飲するなど、私なりのコーヒー作りが始まった。
それから、今年で4年目を迎えた。私は感謝することの大切さを身につけ、少しは視野が広くなったような気がする。そして自称コーヒー通になり、利用者たちにコーヒーを美味しく味わってもらうことに、さらに努力しようと思っている。 (O.K.)
多文化子どもケアプロジェクト
大阪YWCAの国際部リーダー会「多文化子どもケアプロジェクト」のサポーターとして日本語を母国語としないお子さんの学習援助をするようになって半年になります。
学習援助とは言いますが、親の日本語や日本文化の理解度、将来どこに住むのか、子どもの性格、学校の支援度など、たくさんの要素が彼らの学校生活には絡まっており、いわゆる“家庭教師”では十分ではないことを痛感しながら活動しています。
この活動を通して様々な人と接し、「ことば」がいかに強力で、同時に繊細なものかということも、学ばせてもらっているような気がします。
これからも、多文化を背景に持つ子どもたちが納得のできるアイデンティティーを作り上げ、日本社会で暮らしていけるようサポートしていきたいと思います。 (K.Y.)
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Q.法人格って、何ですか?
A.一定の目的のために集まった人の集団や財産が、法律上の権利義務を行使するためには、法人格が必要になります。社会福祉法人、学校法人などは、それぞれ社会福祉法、学校教育法といった特別の法律で規定されており、公法人と呼びます。株式会社などは営利を目的に組織された法人です。財団法人は、社団法人と共に民法34条の規定により設立が認可されており、この二つをあわせて『公益法人』あるいは俗に『民法法人』とよびます。
Q.どうして制度改革が必要なんでしょう。
A.公益法人は、不特定多数の人のために公益性のある活動をすることとされ、税制の優遇措置を受けますが、中には営利企業と同じような活動をしている団体やほぼ休眠状態の法人も多いようです。第一、民法そのものが明治29年に制定されたもので、現行の公益法人制度には問題があるといわれてきました。今回の動きは政府の行政改革の一環で、2008年度中に新しい法律を施行する方向で動いています。
Q.改革のポイントは?
A.社団法人・財団法人を廃止して『非営利法人』とし、その中で公益性の高い活動をする法人を『公益認定非営利法人』として税制優遇措置の対象とするようです。ここで問題になるのは、公益性の高い活動とは何か、公益性の判断は誰がするのかということです。
新たな税制についても関心があります。
Q.大阪YWCAはどうなりますか?
A.大阪YWCAは、どこから見ても公益性の高い活動を行っているので、問題はないと思われますが、現在の理事会・幹部委員会のほかに評議員会を設置したり、寄付行為ではなく定款を策定したり、対応は迫られます。そして、今まで以上に透明性の高いしっかりした運営を心がけなくてはなりません。政府の動きから目が離せません。
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