大阪YWCA会報(大阪版)

2002年12月・2003年1月合併号(抜粋)


<目 次>

[一面]
◇置かれたところで咲く

[二面]
◇保育園から見た 男女共同参画の現状

[三面]
◇大阪YWCA千里子ども図書館
楽しい絵本2
-赤ちゃんと絵本-

◇男の目
あこがれのリーダー

◇YWの窓
[平和] いやなものはいやという感性
[国際] パレスチナグループについて

[四面]
◇私たち留学生を応援しています!
留学生応援フェア
大阪城で秋の交流会

◇大阪Y専門学校あれこれ
法律秘書養成講座

その他



楽しい絵本2

 千里子ども図書館では昨年出した絵本のリスト「たのしい絵本1」に続いて、今年「たのしい絵本2-赤ちゃんと絵本-」を発刊しました。これは福音館書店発行の「こどものとも0.1.2」の折り込みにのせた対談に少し手を加えてまとめたものです。

 子どもと子どもの本に関わりのある仕事をしてきた二人の女性の“気楽なおしゃべり”という形をとった本書。
 「ちいさなうさこちゃん」や「きかんしゃホブ・ノブ」などが採りあげられていますが、単なる本の紹介にとどまらず、子どもと一緒に絵本を楽しみ、幸せな時間を共有するための手がかりがちりばめられています。
 「たっぷりかわいがられて、ゆったりと、幸せな『今』をすごしてほしいと、孫を見ていて思うわ。幸せな『今』の積み重ねが、幸せな未来を作る−未来を幸せにいきる力のもとになるのじゃないかしら。」(たのしい絵本2−赤ちゃんと絵本−本文より)」
 専門家としての洞察と子どもと子育てをする人への深い愛情が感じられ、つい絵本に手を伸ばしたくなる一冊です。

大阪YWCA本館、千里で販売中
1、2とも1冊 600円


12・1月合併号目次に戻る


男の目

あこがれのリーダー

 私がYと出会ったのはもう20年も前になります。そのころはYWCAのYが何を意味するかも知らない子供でした。ただリーダーと一緒にキャンプに行くのが楽しくてその頃どんなことをしたのか断片的ではありますが良く覚えています。
 リーダーの格好良さにあこがれてリーダーになって早8年。一体Yのキャンプの魅力とは何なのか? もちろん子供達は可愛いし、一緒に遊んでいるととても楽しい。しかし、楽しいことばかりではなく、苦しく、大変なことも多くあります。実際、自分も事前の準備や本番で成功するかどうかというプレッシャーにもう投げ出したいと思ったことも何度となくありました。とても語り尽くせないが(笑)最近特に思うのは子ども、男、女などと一括りにせず一人ひとりと個人として付き合っていくことが大切ではないかと思っています。この前も"子供と思ってなめるな"と言われたリーダーがいました。とても可愛らしい話なのですが少しハッとさせられる気がしました。
 この前就職の面接でキャンプの話しをすることになり、「あこがれていたリーダーのようにあなたはなれましたか?」と聞かれることがあり少し返事に困りました。いまだに自分のあこがれていたリーダー像に追いついたのかどうかまだよく分からないのですが、いつか自分のようなリーダーになりたいと言うメンバーが現れたなら、少しはそう思うことができるかもと思っています。
(会友)


12・1月合併号目次に戻る


YWの窓

[平和] いやなものはいやという感性
 私には戦災体験がない。身内に戦死者もいない。だから神様は私をYWに誘い、広島、長崎に住まわせ、平和について学ばせて下さった。戦中戦後を生きた方の原体験を聞くことが私の血肉となっている。
 先日の佐治孝典氏の講演では、歴史の事実を学び自分の感性を磨けと、今の日本の現状を危機感を持って話された。教育、憲法、安保が戦前に回帰している。個人の内心の自由が脅かされている。世界の大事件を盾に、その陰で着々と道が作られている。その典型が有事法制である。最も憲法を厳守すべき公務員が戦争の仕方を国会で審議している。首相の靖国神社参拝と共に国会は無法状態にある。
 自分にとって庶民の常識とは何か。それは平和でありたい、殺すのも殺されるのもいや、だから軍隊の存在はいやということ。その単純明快なことを基に物事を考えたい。
 「いかなる平和でも正しい戦争よりは良い」エラスムス。
(会員)


12・1月合併号目次に戻る


YWの窓

[国際] パレスチナグループについて
 「インシャーアッラー」−神がお望みならば−。彼らは、この事態をそう受け止めているのでしょうか。半世紀以上にわたる占領下での生活、失業率60%を超える状態、神が与えた試練とはいえ、この状況に耐え切れなくなったパレスチナ人が自爆テロを行っています。しかし、これを自爆テロと片づけて良いのでしょうか。言い換えれば、これは将来を絶望した自殺ではないでしょうか。そして、この自殺行為に巻き込まれたイスラエル人も命を失っていく。国際世論が沈黙していればこの状況は繰り返されるばかりです。国際社会の一員として、私達は無知でいてはならないと思うのです。
私達グループは、現地の生の声を届けようとメール交換を始めました。隔月にグループ活動も行っています。自分達にできるわずかなこと興味ある方はぜひご参加ください。
(会員)


12・1月合併号目次に戻る


大阪Y専門学校あれこれ
法律秘書養成講座

「受けてよかった!」講座修了生の声

 この講座では法律秘書業務の基本を短時間で身につけることを目指しています。
 近い将来、法科大学院が設立され、毎年たくさんの弁護士が生まれる予定です。法律秘書の要望もますます高くなることでしょう。
 講座修了生からのメッセージをお届けします。

[Tさん]
 大学を出てすぐ結婚したため,社会に出たことがありませんでしたが、法律関係の仕事がしたくて受講しました。講座の先生に、結婚していても就職に問題ないと言われて安心しました。仕事で事件の記録ファイルを作成していますが、そこには弁護士が裁判で使う情報の全てが入ってるんです。事件に直接触れることができ、やりがいを感じています。この講座を受講することが、就職の狭き門を広げる第一歩だったと思っています。講座でもらった資料は今も活用しています。

[Oさん]
 事務の仕事の単調さに不満を感じ、何か専門的な仕事がしたいと思っていた時この講座を知りました。夜の講座だったので仕事が終わったあとに受講することができました。仕事が終わったあと、受講することができました。就職してすぐ、内容証明を取るように言われましたが、講座で習っていたのですぐに理解することが出来ました。一度でも耳に入っていると、初めて聞くのと大きな違いがあります。
 依頼者と会う機会が弁護士より多く、仕事をやっているという実感があります。

[Iさん]
 面接の時「YWCAの講座を受けている」といったら「やる気があるんだね」と言われました。講座でいろんな年齢、社会経験をもった友だちがきたのがよかったですね。就職してからも分からないことがでてきたとき、お互いに電話して聞くことができ助かっています。簿記、エクセルなどができたら就職してから大いに役に立つと思います。


12・1月合併号目次に戻る


大阪版広告主 募集中!!


大阪YWCAの広報誌‘大阪版’では、発行を支えてくださる広告主になってくださる方を募集しています。
連絡先:大阪YWCA
     〒530-0026 大阪市北区神山町11-12
      TEL:06-6361-0838  FAX:06-6361-2997
      担当:中山


12・1月合併号目次に戻る