大阪YWCA会報(大阪版)

2002年11月号(抜粋)


<目 次>

[一面]
◇武力なき平和を求めて

[二面][三面]
◇気づいていない 日本のぐんじ
 自衛隊は今--- −憲法9条からPKO法まで−
 在日米軍駐留経費負担 −おもいやり予算−
 誰が攻めてくるのか

◇男の目
 日本語教師養成講座と私

◇YWの窓
 [環境] リユースカップ
 [女性] 「やりたい!」をかたちに

[四面]
専門学校あれこれ
 日本語教師養成講座
 “日本語教師になるまで”ストーリー

DV(ドメスティク・バイオレンス)を学び支援を目指す

その他



YWの窓

[女性] 「やりたい!」をかたちに


 "グループパレット"は、知的ハンディキャップをもつ女性と共に、余暇活動を楽しむグループです。ハンディの有無に関わらず、それぞれのペースと個性を大切にしながらバーベキューや料理、ハイキングなどのプログラムを行っています。
 みんなの「やってみたい!」を実現していくことも大きな目的の一つ。今年はプールや野球観戦、花火見物なども取り入れました。
 小さな活動ではありますが、思いが実現できるという実感やそのプロセスに関わる体験、そこでの出会いが、それぞれの可能性を広げ、より豊かな人生につながっていくことを願っています。
(職員)


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専門学校あれこれ

日本語教師養成講座
“日本語教師になるまで”ストーリー

"日本語教師になるまで"」ストーリー


◎タイで活躍
Mさんの場合

 Mさんたち63期生は40人という大人数。同期の連帯感も強く、全員無事修了されました。
 講座修了後もMさんの日本語教師を目指す志は半端なものではありません。将来本格的なプロとして活躍する教師になるために、夫と子どもの協力を得て、今年の7月から国際親善文化交流協会(IFCA)の日本語教師海外派遣プログラムを通じ、タイの国立大学で日本語を教えています。町はタイの東北地方。珍しい日本人にみんな声をかけてくれます。今は、10月から始まった後期授業開始のため、教案・教材の作成に悪戦苦闘の毎日を送っています。


◎中国帰国者との出会い
Yさんの場合

 昼間は仕事をもちながら、約2年間夜の講座に熱心に通われたYさん。修了後、日本語教育能力検定試験や大阪YWCA日本語教師会の入会試験を受験するも、あえなく不合格となってしまいました。厳しい日本語教師への道を実感することとなり、自信を失いかけていた頃、「中国帰国者のための定着促進センター」のボランティアを勧められました。ものはためし、ということで始めたボランティアでしたが、初めての帰国者との出会いはその現状や問題に触れるにつれ、深い感銘を受ける、貴重な体験となりました。その後、この出会いがきっかけとなり、ふつふつと「日本語教師になりたい!」という思いが再燃、猛勉強を開始しました。翌年、検定試験と入会試験に再度チャレンジしたところ見事合格!!ついに念願の日本語教師の仕事を手に入れることができました。
 今も忙しい仕事の中、ボランティアも続けています。


日本語教師への道は厳しいですが、あきらめずどんなことでもチャレンジ精神をもって進んでいくことが成功の秘訣といえそうです。
(職員)


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DV(ドメスティック・バイオレンス)を学び支援を目指す

 大阪YWCA女性エンパワメント部の主催で、2002年9月10日、17日、24日の3回に渡り、「DV(ドメスティック・バイオレンス)を考える講座」が行われた。
 この3回の連続講座では、DVの問題を、法的、社会制度的、心理的側面と様々な視点から分析し、DVの現状を包括的に理解することを目的とした。具体的には、「DV法って何?」、「DV被害者を支援するとは」、「DVの実態を知ろう」と題し、弁護士や臨床心理士など、実際にDVの被害者の支援に携わっている専門家を講師に招き、講演が行われた。この連続講座を受けることによって、DVの被害の現状や、支援体制の問題点などを明確に知ることができ、今後の被害者支援のありかたについて考える、よき土台を得ることができた。
 10月からは、DVの当事者がお互いの体験を分かち合うと同時に、DVの仕組みや支援体制などの学習をすることによって、被害者女性のエンパワーメントを目指す、「DV被害者のためのサポートグループ」が6回連続でもたれている。DVの当事者が、現状から自らの力で一歩踏み出せる後押しができればと思う。今後のエンパワーメント部の活躍に乞うご期待。


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大阪版広告主 募集中!!


大阪YWCAの広報誌‘大阪版’では、発行を支えてくださる広告主になってくださる方を募集しています。
連絡先:大阪YWCA
     〒530-0026 大阪市北区神山町11-12
      TEL:06-6361-0838  FAX:06-6361-2997
      担当:中山


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