その他
やっこら団とこころのごはん
「やっこら団」は子どもによる子どもの活動グループ。子ども達のやりたい、したいという思いを受けて、仲間と一緒にやってみるのがモットーです。メンバーは総勢15名、学校も学年も違う仲間と出会い、月1回活動中。みんなでおやつを作ったり、箕面の滝にでかけたり、総合福祉施設であるシャロン千里を活かしてケアハウスの方々と夏祭りをしたり、様々な活動の中で、子ども達は、自分で考え、自分で決めるということをしています。普段与えられることの多い子ども達、とまどいつつも回を追うごとに成長していく姿がみられこれからが楽しみでなりません。
もうひとつは「こころのごはん」。食べることは生きること、いのちを作ること。みんなで作って、みんなで食べる、当たり前だけどそのことを一番大切にしています。小学生から幼児まで、みんなそれぞれできることをする。大きな子は包丁で野菜を切る、小さい子は野菜をほぐすといった具合。みんなで作ったごはんはとびきりおいしい。
テーブルクロスをひいて、お花を飾ったテーブルに、できたてのごはんをはこんだら、みんなそろって「いただきます」。"おなかぷくぷく"、"こころほくほく"。自然と会話もうまれ、とってもいい感じ。「家に帰って作ってみる」、「また今度も来る」と子ども達。次は何を作ろうかと思いは膨らみます。目指すはうどん作り。
「わたしってなかなかやるやん」と自分のことをほめたり、しっかり食べたごはんが今日の力になるように、どちらのプログラムも、子ども達のこころとからだの栄養を育むことを願って活動しています。
(大阪YWCA シャロン千里こども館 児童厚生員)
シャロンでのボランティア活動
ありふれた「モノ」「おカネ」と「開発」の関係は?
(インタビュアー 7期卒業生)
神田さんはかつて、国際協力分野でODA関係の仕事をされていましたが、現場での問題解決を考えるうちにNGOの方により可能性を見出し、運動を始められました。今では世界水フォーラム市民ネットワーク等に中心的に関わっておられます。
【インタビュアーから一言】
神田さんの授業では、難しい話から入るのではなく、身近な自分たちの周りにあるものを通して考えるということでした。そしてそれは実は大きな問題であって、地球規模で考えていかねばならない事であるということに気づきます。その様に成り立ちのメカニズムを知ることで、様々な分野の問題点がどこにあるかを考えるきっかけになりました。今私は、世界水フォーラム市民ネットワークで活動のお手伝いをしています。やはり、水問題も同じく地球規模で考えていかなくてはならない大きくて身近な私たちの問題であると思います。