◇男の目
ふたつの世界
広げてください 平和の輪を
支えてください 私たちの活動を
日本のYWCAは、先の戦争においてそれを止めることができなかった、という反省のもとに、武力によらない世界の平和を願ってきました。平和は軍事力でなく相互の理解と信頼によって築くことができると考えています。そのためには女性や少女もリーダーとして力を発揮できることが必要です。そしてこの応援こそが、世界YWCAのグローバルキャンペーンでもあるのです。
「女性・少女のリーダーシップ養成基金」
目標額 2,500万USドル(約25億円)
この基金の利息による収入は、世界YWCAが実施する上記のプログラムを通じて地方レベル、国レベル、地域レベル、国際レベルの研修や活動に使われます。
---振込み先---
[郵便局の場合]
0017-7-23723
日本キリスト教女子青年会
[銀行の場合]
東京三菱銀行 市ヶ谷支店
普通預金 0058002
[7月号目次に戻る]
今年1月から募集を続けてきた「若者による若者のためのプログラム」企画懸賞の受賞者がこの程決定しました。
この企画懸賞の応募資格は25歳以下。これは21世紀を担う若者の社会への問題提起や社会変革をめざす動きを応援したいという願いと、若者自らが同世代の人々へ働きかけていくことから生まれる新しい視点、斬新なアイデアを期待してのことです。
残念ながら特別賞(30万円)は該当企画なしでした。応援賞10万円を獲得したのは、企画名「五感でエイズにふれてみよう」(代表是川裕美さん)。
HIV/AIDSに関するカードゲームを創り、子どもたちに楽しく遊びながら正しい知識を知ってもらおうというものです。今はやりのカードゲームを利用するという独創的なアイデアと、今後さまざまに発展していきそうな将来性が高く評価されました。この企画は、02年度中に実施される予定です。みなさんご期待ください。
[7月号目次に戻る]
昨年11月「中国からの帰国者について、国民の関心と理解を促し、地方公共団体との連携の下に民間ボランティアや地域住民の協力を得ながら、日本語学習支援、相談事業、交流事業及び普及啓発事業(準備)などを行う」ことを目的に、「中国帰国者支援・交流センター」が厚生労働省によって全国で2ヶ所に設置されました。大阪YWCAはそのうちの「近畿センター」を担うこととなり、連日熱心な授業と楽しい交流が行われています。
センターでの取り組みや、クラスの様子等を紹介します。
昨年の11月1日からスタートした支援・交流センターでは、一般的な日本語のコースに加えて就職面接のための日本語、運転免許受験対策、日本語能力試験2級受験対策、さらにはパソコン、ホームヘルパー3級講座など多彩なコース開講しています。
月曜日から金曜日までの夜間、土・日の昼間に開講しているため受講生は2、3世の若年層が圧倒的に多い。その中で木曜日のパソコンクラスは全員60代の1世で出席率はほぼ100%です。今はまだ日本語入力もおぼつかない段階ですが、メールのやりとりが最終目標です。国内外で暮らす子や孫とメールがやりとりできるようになれば、家にいても日常の生活に楽しみが増えることでしょう。
一方、ホームヘルパー3級クラスの受講生は全員若いママです。やる気十分。明るく、ノリノリのパワフルクラスです。福祉に関する講義は結構難しいと思うのですが、今までに居眠りをした受講生の姿を見たことはありません。講義の前に当日の内容の難解な用語の解説を行い、専門的な講義をより理解できるよう配慮しています。また、昨年の3月にホームヘルパー2級講座を修了した帰国者の東梅美さんがこのクラスをサポートしてくれています。
現在支援センターの在籍数は延べ180名。そのうち日曜日の在籍数は延べ114名。とにかく日本語を1日中学びたいという熱心な受講生で大阪YWCAは今、日曜日も活気に満ちています。
仕事を終えた後、また、休日にひたむきに学ぶ受講生からは、日本社会に定着し、自立していこうとする強い姿勢が感じられ、この仕事に関わる講師も職員も気を引き締めて彼らの思いに応えられるよう取り組んでいかなければと思うこのごろです。
今年度は日本語教育に加えて盆踊り、洋裁、和裁、パッチワーク等のプログラムを実施し、楽しみや生きがいづくりの場を設け、地域交流推進の足がかりを作っていきたいと考えています。お家に浴衣の生地、手芸用品などご不要のものがありましたら是非ご寄贈下さい。会員の皆様といっしょに浴衣や小物作りを楽しめるような場にできたらいいなと考えております。
(職員)
[7月号目次に戻る]
[7月号目次に戻る]
[7月号目次に戻る]
[7月号目次に戻る]