大阪YWCA会報(大阪版)

2002年4・5月合併号(抜粋)


<目 次>

[一面]
◇イースターメッセージ
 イエスの復活の命にあずかる者は…

[二面]
◇文明の利器---このケータイなるもの!
今や老若男女にとって必需品?!しかし不要論も---

 ケータイ普及の歴史
 利用価値は無限に---
 問題はいろいろ
 ケータイとリサイクル
 本当に必需品か?

[三面]
◇ピースアクション2002
大阪YWCAピースフェスティバル

今年のテーマ:「生命」
◇男の目
 第二の人生
◇YWの窓
 [国際] ガザからの手紙
 [女性] 脱DV支援者とは

[四面]
◇第85回大阪YWCA定期総会報告
 勇気ある一歩を(2002.3.2)

その他



YWの窓

[国際] ガザからの手紙
 ラファハはエジプト国境沿いにある、ガザ地区南部に位置する町です。イスラエル軍による家屋破壊などの侵略行為が激しい地域の一つでもあります。年末にガザを訪れた時は比較的穏やかな時期だったので、この町に住む友人のムハンマド君に連れられて彼の自宅にお邪魔することができました。ムハンマド君は23歳で9人兄弟の長男、末っ子はまだ1歳です。
 彼からメールが届きました。「昨夜戦車がやってきて町を破壊しました。こんなニュースしかお知らせできないのがつらいのですが、私達はもうここに住むことが出来ません。」私は真剣に生命の心配をしなければならない友人を持ったのは初めてです。彼の大きな目をした幼い兄弟達も、恐怖に身を寄せ合ってまんじりともせず夜を過ごしたのでしょうか。
 パレスチナは遠いようですが、こうしてメールでつながっています。知らなかったことにはできないと思うのです。
(職員)


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YWの窓

[女性] 脱DV支援者とは ※DV=ドメスティックバイオレンス
 2月9日、10日、「DVをなくすための脱暴力支援者養成講座」が大阪Yで開催された。
 これは文部科学省委託の「女性に対する暴力」被害者のためのサポーター養成事業(VAWSSV)の一環として行われたものである。
 1日目は、被害者の回復を援助するサポーターとして必要な知識と態度を養うためのプログラムが実施され、VAWSSVが作成した研修ビデオを用いたワークなどを通して、対人援助の基本を体験的に学習した。
 2日目は、主に「メンズサポートルーム」のスタッフを講師に迎え、その活動や米国の加害者プログラムの実際が紹介された。午後には、支援者や当事者達によるパネルトークが行われたり、非暴力ワークを実際に体験するなど、より具体的に加害者の脱暴力について学ぶ機会が設けられた。
 「脱暴力」の意味と支援者としての自身の役割を見つめ直す貴重な2日間であった。
(会員)


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